森の妖精が、いたずらで振りまいた”媚薬”で巻き起こる、奇想天外なLOVEコメディ

3月に鑑賞した「真夏の夜の夢」は、バリ舞踏とガムラン演奏との融合で、かなりストリーが簡略化されていたみたいですけど…

今回は、衣装も、舞台演出も更に凝っていて、一層ファンタジー色が強いようでした

ステージも新国立劇場中劇場、チケットも前回のバレエ団より、倍以上

席は弓形で、私の席は13列目の中央より少し脇でしたが、かなり観やすいよいお席

妖精役で子供が30名ほど出演していて、ご家族や、お祖父様、お祖母様また、親戚や、お知り合いと思われる方々で、前方10列ほどを占められているように感じられました

そして、明らかにバレエをやっていると思われる、若い女性や男性の姿も多く見受けられ、多分一般客のほうが少ないのでは?

演劇やバレエなど、集客も大変なのでしょうね?

前回、友人とバレエをご一緒した時も、どちらからともなく、

「バレエだけでは、生計成り立たたないよね?」

と話し、友人が以前TVで、東大卒と東京芸大卒業者の、2、30年後を調査したところ、東大卒業者の殆どは、それなりの地位を築いていたけれど、東京芸大卒業者の半数以上が、追跡不能だったと

「芸術だけで生計成り立つ人は少ないよね?」

の結論

でも、これも集合意識に根付いた概念なのかな?

それに、世間に認められるような才能得ていたり、それを得るために、個人がかなり努力してきた(と思っている)人に

「シナリオにより、起きることが起きただけ。個人は幻想。全てはひとつの繰り広げる夢ですよ!」

などと言ってみたりしても、受け入れられないでしょうね?

まあ、今生、”ひとつ”に無理に気付くこともないでしょうし…

帰路、オペラシテイ方面に出ると、中庭から爽やかなギターの調べが

ここも東京都指定のストリートライヴが可能な場所のようで、ボサノバアレンジかな?

♪  My  Way

を1曲聴いて、演奏後、私の拍手だけが、中庭に響き、

「ありがとうございます」

と、こちらを向いて挨拶して下さいました

周りのベンチの10人ほどは、演奏聴いていたのか、ただぼんやり休んでいたのか…?

演奏者も張り合いないのジャマイカ?