6月21日家の解体。
これが今年のすべて。
記憶の箱・家
家の解体
記憶の消失。
これは辛い。
その辛さが徐々に、じわじわこころを侵す。
調子がどんどん下降。
片肺飛行状態。
おかしいと思っていたが、原因は6月21日。
それにやっと気づく。
幸いまだ半分残っている。
当面は低空飛行しながら、記憶を蘇らせる。
ずっと悪い状態が続いているが
これもまた人生
Let it be.
すべては神の御心のままに。
真っ暗ななか、身の周りだけが薄明るく、
ゆっくりとどこかへ向かって流されていく。
そんな感じの1年。
小さい、素敵な魔法の箱、ほとんどの人が持っている幸せのツール
その画面の外に広がる世界
そこを徹底して歩く。
五感を取り戻す。
そこからもう一度やり直す。
ビリー・ワイルダー「七年目の浮気」
また見たくなって、ぼんやりとモンローを眺めていた。
突然現れ、中年のさえない既婚の男に自信を持たせ、多分姿を消す。
最初から名前を名のらず、最後まで分からないまま。
欲望を、生きる色気を刺激する、熱くて、不思議に優しい風。
モンローは風だ。
こういう服装で現れたら、もうダメだよね。
地下鉄の風でスカートが吹きあがる有名なシーン
お別れのシーン。
これではとてもお別れできない。
マリリン
マリーン
ブルー
という大岡信「マリリン」の詩のフレーズが好きなのだが
この映画の風のマリリンも素敵だ。
熱い、生きる色気を刺激する風!
ホットウインド、マリリン!

ハクチョウの軍団が接近
珍しい生き物がいると思ったのだろうか?
餌をくれるとでも思ったのだろうか?
一斉に僕のいるところへやってきた。
きっと何かいいことがある。
1年間読んで頂き、本当にありがとうございます。
よいお年をお迎えください。


