女性の場合、①のぼせ、ほてり、発汗、冷え等の血管運動症状、②いらいら、不安、不眠、抑うつ、無気力等の精神症状、③腰痛、関節痛、肩こり等の関節症状、④めまい、耳鳴り、頭痛等その他、と様々で症状も個人差が大きいです。

 

閉経前後5年ずつ、一般的には45~55歳くらいで発生することが多く、卵巣機能が低下することでおこる女性ホルモンの減少が主要因と言われています。

 

 

男性の場合、憂鬱、いらいら、不眠といった症状が現れやすい傾向にあります。疲労感、しびれ、ほてり、発汗等が現れることもあります。

 

30歳以降、テストステロンの分泌が減少し始めて、40代後半で症状が現れることがあると言われますが、女性と比べて分泌量の減少が緩やかなため、老化現象の一部と気づかれないことが多いようです。

 

 

更年期症状のうち、生活に支障がでる場合、更年期障害と言います。更年期障害は生活の質が低下し、仕事の能率が落ちたり体調不良から仕事ができなくなることもあります。辛い場合は早めに受診した方が良いでしょう。