ボーク重子著 小学館刊

 

副題『心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』

 

『「全米最優秀女子高生」コンクール』なるものの存在をこの本で知りました。著者はこれの優勝者の母。

 

 

今まで読んできたこの手の本と基本的に変わらないことが書かれています。つまり、それだけ大事なこと、必要なことは変わらないということ。

 

著者がライフコーチをしているため、話し合いや相手(この場合は子)に質問することで、おしつけではなく子自身に考えさせて自分で答えを見つけられるようにすることが大事ともあります。

 

 

 

印象的だったのが、最後の方で親自身にも情熱をもてるもの夢中になるものが必要とあり、経験談として、子が赤ちゃんのころに何かの集まりで「専業主婦(Stay at home mother)」と答えたら、周りから人がいなくなったそうです。

 

同じように家にいる人でも「外国人に英語を教えるボランティアしている」とか答えていて、『自分自身が誰なのか、何をしたいのか』について語っていたため、専業主婦以外に何もない著者には興味がなくなったらしいのです。ちなみに、米国に専業主婦がいないわけではありません。この本にも専業ママという訳で何人か出てきました。

 

 

 

『親は自分自身の人生を捨ててはいけない。自分の存在を証明できなければ、子の成功=自分の成功になってしまうから』自分自身のかつての夢を子に託して成功させようとする人がいますが、まさにこれですね。