④過保護になるのをやめる

不安からこどもの行動を制限し守り続けていると、こどもも守ってもらおうと打たれ弱くなる。

小学生には恐れに立ち向かうこと(怖くない、大したことない、ですませるのではなく、恐れる気持ちを受け止めながら励ましたり方法を教える)、中高生には、恐れに耐えること(自分で自分のコーチングができること)を教える。

 

 

⑤我が子の言いなりになるのをやめる

家庭内でこどもに権限を与えすぎたり、大人の問題にこどもの意見を求めたり、物で従わせたりするのは良くない。たとえば、「お菓子あげるから買い物中はいい子にしなさい」ではなく「買い物中そばにいられたらお菓子1つ選んでいいよ」のように親が権威を持つようにする。

小学生には大人の話に口をはさむなと教え、中高生には、権限に対する正しい言葉遣いを教える。

 

 

⑥完璧を期待するのをやめる

これは世の中に多そうですが、自分が叶えられなかった夢を子に託したり、我が子の活躍に自尊心を刺激されたり、世の標準より先に進んでいる子とできていない我が子を比較すると、子は追い詰められる。人と比べる、誉めるより批判が多い、あらゆる状況を一大事のように言う、冷静さを失う、子の行動を細かく管理する、これらが子に圧力をかけている人の特徴。完璧ではなく、『優秀』を目指すこと。

小学生には、時にはひたすら楽しむだけにたのしんでいいと教え、中高生には、完璧でなくてもいいと教える。

 

母親がこういう人でして、何かにつけて人より優れていることを求められていました。特に勉強。それ以外でも目立つ子や活発な子と場面緘黙症でひたすら隠れたい自分を比べて、文句ばかり言われて自己肯定感なく育ってしまい、親自身もそれが親の言動の影響であることに今も気づいていません。

自分が親になり、我が子が優秀で活躍すると嬉しいのは事実。でも、我が子にはできない子が駄目とは言わず、だれでも得手不得手があると教えるようにしています。