室井滋・作 長谷川義史・絵 金の星社

 

子「しげるっていう女の子の絵本があるんやよ。先生のおすすめなんやって。」

私「へー、女でしげるっていうと室井滋さんしかおもいつかんなあ。」

こんな事言っていたら、ご本人が書かれた絵本でした。

 

芸名かと思っていましたが、少なくとも下の名前は本名なのですね。

 

基本的に男子の名前であるがために被った嫌なことと、名前の由来が書いてあります。

 

例えば、何十年も前の小学校では机に名前を貼っていたそうで、しかも男子は水色女子はピンクで色が違っていたと。担任以外が作ったのか、水色でしげると書かれていたそうです。きちんと確認しろ、学校。

今なら男女で色分けなんてしないから、昔だから出てきたネタではあります。

 

名前の由来は、乳児のうちに亡くなった兄の分まで生きてほしいと『滋養』の『滋』をとってしげる、だそうです。『滋』には良いこと悪いことなんでも勉強になって栄養満点、な意味があるそうです。知らなかった。

 

確かに『しげる』は一般的には男の名前ですが、きちんと考えてつけられた良い名前です。

 

 

我が子の保育園時代の同級生には当て字で読めない、はあっても性別不明名はなかったですが、性別不明名と典型的な当て字、個人的には当て字の方が嫌ですね。『来歩(らぶ)』『響(りずむ)』『輝(きらり)』全部仕事でみた、言いたいことはわかる気がするけど、つけた親の神経を疑う名前。