昨日はトレーニー仲間Tさんの講座のお手伝いで講座に参加しました。
参加者さん5名の方と全体ワークの後に分かれてアレクサンダーテクニークを体験していただくのをさせていただきました。
まず「全体でやった事がわからない」とおっしゃるのでもう一度「椅子から立ったり座ったり」の動きの中でアレクサンダーテクニークを使うという事を体験してもらいました。
頭をかためてしまうと身体全体に動きずらいことは感じていただけましたが、それを生徒に感じてもらうのが難しいと言われました。
生徒に伝え方がわからないのかな?と思ってお話しを進めていましたが、実は先生ご自身がわからない、アレクサンダーテクニークを使って指導する事に不安があるのだと感じました。
なのでまず先生がアレクサンダーテクニークが面白い、役に立つと思ってもらえる事を実験してみました。そのときは楽器の構えについてやってみました。
楽器なしでフルートを構えてみてもらい、次に私の指示どうりにフルートの構えをしてもらいました。
楽器なしででも身体の動きの違いは明らかでした。
「違うー」って言って表情がパッと変わったので本当に腑に落ちたんだと私も思いました。
私がそのとき思っていたのは先生がこれ(アレクサンダーテクニークを知って楽器を吹く)を生徒に知って欲しいという願いがなければ上手くいかない、その為に何ができるだろうか?と考えました。
4名の方それぞれの質問をお聞きして短い時間で対応するのは大変でしたがとても勉強になりました。
質問が多くてビックリしましたが、私は質問しやすい人(顔)なのか?と思い皆さんが思っている事を率直に言っていただき本当に感謝しています。
自分の思いをみんなの前で言うのはなかなか勇気のいる事だと思います。
私の講座やレッスンに来る人はやりたい望みがハッキリしていて私のアレクサンダーテクニークというものを試してみたいという方が
ほとんどです。
でも今回のように自分からアレクサンダーテクニークを学んでみようと選んだわけでなく、1つの行事として参加される方の場合はアレクサンダーテクニークを使って演奏する、指導するということを選ぶという事がまず必要なんですね。
もちろんアレクサンダーテクニークを体験して今は別に必要と思わなければ取り入れる必要もないし、たぶん取り入れないと思います。
選択はいつも自由である事が大切だと思っているけれど、私はこんな風にやったらよかったよ。
もしよかった体験しませんか?というお誘いをしています。
「わからない」と言われた時、もちろん私だって2年半学んでいてもわからないところはいっぱいあります。でも私の場合の基準はこれをやりたいか?やりたくないか?なんだと思います。
先生がやってみたいと思ったらたとえ1回で上手くいかなくてもいろいろ工夫したり、またアレクサンダーテクニークを知っている人に質問したり自分で学びを進めていくと思います。
なので私は楽しい、面白いの優先順位が一番なんです。
参加者の方々にアレクサンダーテクニークの種を蒔きました。いつ芽を出すかは受け取った人次第です。今すぐでなく、何年後に芽を出すことだってあります。そう思うと とても楽しいですね。
知らないと損する
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