先日、群馬県東部吹奏楽連盟のバジルさんの講習会にアシスタントとして参加しました
去年も参加して感じたのが、先生も生徒さんもすごく熱心だという事。
質問もたくさんするし、メモメモメモ
真剣に悩んでいるんだなぁ…と感じます。
午前中のはじめはアレクサンダーテクニークを使うと演奏にどんないい事があるのか、何人かの生徒さんにバジルさんがレッスンしながら学んでいきました。
午後は私を含め3人のアシスタントがバジルさんと一緒に生徒さんに個人レッスンをさせていただきました。
私はホルン4人、ユーフォ2人、テューバ2人計8人の生徒さん+聴講の生徒さん15人くらいのグループでした。
どの生徒さんももっと上手くなりたいという気持ちが伝わって、短い時間ではありましたがレッスンさせていただきました。
その中で何回も生徒さんから出てきた言葉
すいません
自分が思ったように吹けなかった時や音が外れてしまうとまず「すいません」とつい言ってしまう。
コレってもしかしたら部活動ならではの習慣なのかもしれませんね。
「すいません」と言いながら自分で自分を縮めることをやっています。
「音が外れても大丈夫よ~いいから自分の吹きたいようにやってみよう」と言うと少しずつよくなっていきました。
はじめは「よくなったね」と言っても「少しは…」とあまり自分では満足してない感じ。
周りで聴いていた生徒さんに「前よりよくなった」と感想を聞いてやっと納得したようです。
もちろんグーンと毎回すごくわかりやすいくらいに上達して音が変わったりするのはうれしいでしょうが、小さな変化の上達も同じく喜びたいです
大切なのは今のやり方が自分のやりたい音楽の方向へ近づいているのか
(もし違った方向だったら、あぁこっちのやり方じゃないんだと気づくからそれも大切なことですよ)
後輩や友達が吹いてる時に音が外れて「すいません」と言ったら、笑顔で「大丈夫だから自分が吹きたいように吹こう」と声をかけよう。と話しました。
楽器を吹くのに身体を固めてしまうような、
ためにならない習慣は今すぐみんなでポイポイと捨ててください
音が汚くなるかも
音が外れるかも
音程が悪いかも
タンギングがハッキリしないかも
そんなことばかり考えているうちは前に進めません。ちょっとでも前に進みたいなら
今自分が吹きたいように吹こう
(頭が動いて身体全体がついていくをやってね)
完璧じゃなくていいんだよ、毎回次はどうやって吹くか考えて吹いていけばだんだん自分のやりたい音楽に近づいていきます。
それでもわからなくなったら先生や友達に音を聴いてもらおう。
「どこがよかった?」
「どこがよりよくなった?」
顧問の先生、部員みんなでもっとよかったところに目を向けてちゃんとみんなが上達していける
部活動になっていったらいいなぁと思いました。
思うように吹けなかったところは今までと違うやり方で実験することで必ずいろんな気づきがあります。一回一回考えて吹いてみよう。
吹けるようになるまでとか
同じこと100回練習とか
そういう根性だけの練習は出来ない癖をつけるようなものです。
ぜひコンクールに向けてみんなが上達できるいい練習ができますように祈ってます
宇都宮で管楽器奏者のための「呼吸の仕組み」の講座をします。