会場は大きなホールで午前中は高校生のアンサンブルをモデルに指導が始まりました。
まずはウォーミングアップについて
ウォーミングアップと言うと唇の動きをほぐすようなイメージがあると思いますが、唇、息、指など体の面だけでなく、自分全体と思考のウォーミングアップも大切
例えば、テューバ奏者なら楽器の重さを考えて楽器を持ってみる。
次はアンサンブルする人とのウォーミングアップ、チームワークのウォーミングアップとも言えます。
そして演奏する会場とのウォーミングアップ、リハーサルの時間にいろいろな場所で吹いてみて鳴りを確かめる。
最後に聴衆とのウォーミングアップ、演奏者と聴衆の信頼関係。
どれ一つ抜けてしまっても自分たちのベストパフォーマンスにならない
モデルで演奏してくれた高校生も、はじめかなり緊張していたと思いますが、自分たちの伝えたい事、誰に向けて演奏するか意識して演奏した時の方がはるかに素敵な演奏に変化していきました
そのあとアレクサンダーテクニークの頭と脊椎の関係の話に移り頭が動けて、体全体がついていく時と頭を動かさないように固めた時とみんなで腕を上げたりしながら体験してみました
ステージの上で先生方に歩いたり、走ったりしながら頭を止めたり頭を動けるようにしたりして客席の生徒さん達に観察してもらいました。
頭を動かさないよう固めると、歩幅が狭くなったり、手の振りが小さくなったり、スピードが遅くなったり笑顔がなくなったりと生徒さん達が気づきたことをみんなの前で発表してくれました
頭を動かさないよう固めると手の動き、足の動きにも関係することが良くわかったようでした。
また、あがり症についてもバジルさん自身の経験やいろいろな話がありました。
午前中の講習はこの様な感じで進んでいき
ました
かなり盛りだくさんな内容にも関わらず、しっかりメモを取っている中学生の生徒さん、生徒が楽器を吹きやすくなるには何が出来るか?と真剣に質問される先生方の姿にとても感動しました