息子が1歳半の時に、第2子を妊娠してることに気づいた。
嬉しかった。
兄弟を作ってあげたいと思っていたから。
それから、しばらくは夫は大人しかったと記憶している。
さすがに、息子が1歳半で妊娠中の嫁に何か強要できるほど鬼ではなかった。
2人目は食べ悪阻だったので、とにかく食べておけばなんとかなるから
息子の相手もできた。
妊娠5ヶ月の時に、
赤ちゃんが男の子だと分かった。
嬉しかった。
私は、兄によく
「お前が男だったら良かったのに」と言われていたから
下の子も男の子の方がいいなと思っていた。
男の子二人は大変なんてよく聞いてたけど、そんなことは関係なくて
息子にとっていい遊び相手ができたらいいなと思ってた。
私は、とにかく息子と向き合うことを意識した。
息子はお話はまだ一言二言だけしかできなかったけど、
きっと私の言ってることは分かってるはずと思って
何をするのにも、
これは○○だから、と分かるように説明しながら話しかけた。
息子の嫌がることはしない。
嫌がることがあったら、説明して分かってくれるまで話そう。
そう決めて何分でも何時間でも向き合うようにしていた。
とにかく、愛されてるという大きなホームベースがあって、
そこから生きていってほしいという気持ちが強かった。
私には持てなかった気持ち。
愛されて当然の子供が、愛されてると実感できないことだけは
あってはならないと思っていた。
お腹が大きくなってからも、息子が望めば抱っこもした。
切迫早産になりかけた時期は、
「お母さん、お腹が痛いから座ってでもいい?」
と聞いて、座って抱っこするようにしていた。
たとえ、自分の産んだ子であっても、信頼関係はこうやって構築されていくのだと思った。
相手の想いや考えを尊重する
そうすることで、相手も私の想いや考えを尊重してくれる。
現在、長男は15歳になったけど、信頼関係はきちんとできたと思う。