2023年6月14日 なんとも・・・5回目の癌手術を終えた主人は6月15日深夜にICUへ入りました。

今までの手術では奇跡的にICUにはお世話になったことなかったので主人と、わたしにとってもICU初体験。

(このあとICUを真夜中に追い出されたわたしの紀行(奇行)もなかなかに初体験のカオス。これあとで書きます)

 

面会は1日一回、午後の決まった時間だけなのだけど、手術が終わってICUに入ったときには

少しの間そばにいさせてもらえました。

 

初ICUは・・・・・こんなに騒がしいのね〜!が第一印象でした。

大変、深刻、という感想よりまず、騒がしい!と思ってしまった。

 

一人の患者の周りにこれでもか!!というほどの数の機械が置かれていて

夜中だというのに看護婦さんたちがいそいそと働き回っている。

それは当たり前だし、手厚い看護をしてくれている医療関係の方にはほんとうに感謝です・・・

 

でも。

重病人とか手厚い看護が必要な患者さんたちがいるところ・・・ということはきっと普通の病棟よりももっともっと

休息や睡眠が必要な人たち・・・・・

 

だけど

いやいやいやいや・・・・寝られんやろ・・・・どこでも眠いと寝られる睡眠女王のわたしでもこれは無理かも。

 

ICUが忙しいのは日本でもアメリカでも台湾でもどこでもそうなんだと思います。

だけどたぶんそれ以上に台湾のICU騒がしい・・・というか、うるさい。

なにが?機械の音?ちがいます。患者さん?違います。

 

看護婦さんの立てる音が、です。

歩き方、機械の治し方(血圧測ったあと器具を箱に治すとか心拍数測ってた機械を取ってそれをベッド脇の機械に戻す時とか)、

ベッドの上げ下げ、ワゴンの押し方・・・・

いちいちとってもとっても・・・・ごめんなさい・・・・でも・・・・でも・・・・

 

乱暴なの。

 

まさに、ザ☆台湾(台湾に長らく住んでいる日本人は必ずうなずいてくれると思います)

悪意のない、乱雑さ、乱暴さ、音に対する鈍感さ。

 

ゴン!ガン!!バーン!!!とものをしまう、置く、移動させる。

 

いつもは台湾で暮らしてるんだしそう気になってないんだろうけど(そもそも彼は台湾人・・・)、

大手術後でよっぽどしんどかったんでしょうね。

でたい・・・このままICUにいると余計に具合悪くなる・・・と主治医の姉さん医師にわがままを言い、

なんと大手術から1日しか経ってない次の日ICUを強制退去。強行退去か・・・?

 

このワガママがわたしに余計な移動と労力を強いることになるんですが・・・まぁそれはあとで。

 

で。

台湾の病院は、手術前に入院(たいてい1、2日前)→手術→そのまま病棟へ帰る場合はベッドを確保しておいてくれるんですが、

術後ICUに入る場合は手術前に寝ていたベッドは一度返さなくてはいけない。

 

ICUは付き添いができないから当然付き添いの人は居場所をなくす。

自宅へ戻れる距離に病院があればいいんですが、今回は台北から台中へきたため、

わたしはカエレナイ・・・・ワタシイクトコロナイヨ・・・・状態。

 

しかも。この事実台中にきて、手術の前日に知ることになるのです。こういうところほんっとに

またまた、ザ☆台湾です。

日本なら入院前に色々と書類とかもらってそう・・・そこに細かく説明とか書いてそう・・・

そういうの、皆無です。ほんと。

 

なんとかなるさ!だいじょうぶ!!もんだいない!カルチャー。

もう幾度となく経験してきて、慣れたはずなのに・・・・20年目にしてまだやられてる・・・・

 

手術のための検査やら事前カウンセリングに来た助手医師から「そういえば台北からですよね?奥さん明日からどうするんですか?」

とさらっと言われた時は目がテン・・・・でした。

 

はっ??あわてて近くのホテルをググるものの、ど田舎すぎてホテル皆無・・・・どうすんのさ〜