ようやくきた救急車に乗り込んで、R病院についたのはたしか夜中3時ごろだったと思う。
着くなり救急担当医が速攻止血処置を行ってくれて安心した旦那はぐっすり。
(時間にして本当に20分もかかってない感じの処置だった・・・
1度目に行った病院は主治医じゃないから?だからできなかったというのか???)
その後旦那は速攻コロナ検査を済ませ、陰性が出た時点で病棟へと移動。
わたしは、というと。コロナ検査を受けるものの、以前(記録⑥)同様、検査結果が出るまで待たなくてはいけない。
R病院があるのは市内とは言え山に近く、24時間体制のお店がとても少なく・・・というかほぼ皆無。
頼みのコンビニも12時以降は飲食スペースは使えない仕様になっているらしく(そういえば日本のコンビニって飲食スペースあったっけ?)
とりあえずコンビニでドリンクを買い、病院前の広場のベンチに座り一人ぼーーーーーっと数時間。
あぁ・・・帰るおうちのない人はこんな寂しい夜を過ごしているんだな・・・とか思ってみたり。
そうこうするうちに、朝ご飯屋さんが開く時間になったので朝ごはんをたべたり、
朝市をうろついたりしているうちにようやく陰性通知到来(朝8時・・・何時間かかってんねん!という気力も起力ももうない・・・)。
前にも訴えたけど、癌患者のその家族は本当にほんとうにいろんな意味で大変・・・そして頑張っているんだよ・・・・
病棟に上がり、緊急処置で出血もすっかり止まった旦那の元気そうな顔を見ると、
外で過ごした5時間余り+昨夜からの緊張が溶けて、
安心して付き添いベッドで爆睡してしまったよう・・・そして・・・・・爆睡から起きると
ベッドの旦那がいない・・・
「旦那さん出血部分の再縫合のために手術室へいきましたよー」
・・・・・・・・・・・・私の脇には旦那だけがサインした「手術同意書」がそっと置かれていた・・・・。
本来本人と家族の同意がなくては手術できないのに。
あまりの爆睡っぷりに諦めて「まぁいっか!」みたいな感じでみんなで行っちゃったんだろうな・・・
こういう「随便」なところがなんともゆるくて暮らしやすいこの国。この「随便」文化のせいで腹が立つことも時々あるんだけどね・・・
出血は癌手術で縫合したところが取れちゃってた、ということでした。まだ術後日が浅いのにハングリーに物を食べてたからかな??
食べたい気持ちが抑えきれず、また痛い、それどころか怖い思いをするとは・・・
ほんとうに旦那には心配させられるし、色々としなくていい苦労をさせられている気がするわ・・・
まぁ一番大変なのは本人だから。
こうして1週間ほど再入院し、再退院してから、「経過観察」という名の、私と旦那の病院紀行の一年が始まります。
今日のふぉもさふらわー
垂枝茉莉(クラリンドウ)
ふぉもさ原産ではなくてヒマラヤ・アッサム地方が原産なのですが、
見事に花が咲いた鉢植えを見かけてからこの花の虜に!
お家でも苗から育て中。秋に向けてすくすく育っている最中です。
花が垂れ下がって咲くのがとても可愛らしく、日本でも売られているようなので
興味のある方はぜひ!