その1、その2を読んで頂いた方はよくお分かりの通り、

重要なのは、買い売りのタイミングであって、

対象となる企業は、一定の条件を満たしておればどこでもいいのです。

 

ただ、倒産の恐れがある、取引量が少なく売買がやりにくい、などを

避けるための企業選択です。

 

対象とする企業は「国際優良銘柄」と「財務優良銘柄」に限定します。

この考え方は、元青山学院大学教授、榊原正幸氏の推奨される方法です。

榊原正幸著、お金と仕事の話、PHPビジネス新書、2023年1月27日発行を参照ください。

巻末付録にリストが載っています。

 

(国際優良銘柄)

 

・東証のTOPIX  Core30とTOPIX Large70に該当

・海外売上高比率 30%以上

・1日平均売買代金 30億円以上

・BPSが500円以上、かつ、自己資本比率30%以上

 

(財務優良銘柄)

 

・プライム市場に上場企業

・純資産額が500億円以上

・BPSが1000円以上、かつ、自己資本比率が60%以上

 

これらは、会社四季報で確認できる。

 

国際優良企業は42社ある。主なもの

アサヒグル-プHD(2502)、味の素(2914)、セブン&アイ・HD(3382)信越化学工業(4062)

武田薬品工業(4502)、第一三共(4568)、ブリジストン(5108)、日立製作所(6501)

三菱電機(6503)、デンソ-(6902)、村田製作所(6981)、トヨタ自動車(7203)

本田技研工業(7267)、キャノン(7751)、任天堂(7974)、東京エレクトロン(8035)、

ファ-ストリテイリング(9983)など

 

財務優良企業は199社ある。国際優良企業に該当する企業もある。

例として、信越化学工業、京セラ、塩野義製薬、ロ-ム、日東電工、東ソ-、オムロン、小糸製作所

ブラザー工業、日清製粉G,東宝、ハウス食品、SANKYO,中電工、東京応化工業、森永製菓

東京精密、竹内製作所、MARUWA,サンゲツ、・・・・・

 

その2(2023.12.14.)で長期上昇の例で紹介した

SANKYO(6417)はさらに上昇を続けて、12/22には

8,167円(31.3%)の上昇となりました。

 

11/21:6,219円

12/13:7,062円(13.6%上昇)

12/22:8,167円(31.3%上昇)

 

日経ヴェリタス、12月24日~30日(第824号)に

「買う勇気、売らない度胸」と言う記事が出ています。

 

私が、「確実な株式投資の勧め」で述べてきたことに相反する見解です。

これは、企業でも証券会社でも、株は買って持ち続けることで、

株価を上昇させたいとう願望を現しています。

 

私の見出しは

「買う勇気、売る度胸」です。

 

どちらを信じるかは皆さん次第です。