10/4-6は山口旅行。世界遺産「恵美須ヶ鼻造船所跡」に行きました。
いい風吹いてました。
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、2015年に世界遺産リストに登録された日本の世界遺産の一つで、山口・福岡・佐賀・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡の8県に点在。西洋から非西洋世界への技術移転と日本の伝統文化を融合させ、1850年代から1910年(幕末 - 明治時代)までに急速な発展をとげた炭鉱、鉄鋼業、造船業に関する文化遺産で、稼働遺産を含む世界遺産は日本では初めてとなりました。
歴史的には「恵美須ヶ鼻造船所跡」は前期にロシア式、後期にオランダ式の技術を用いて大型の洋式軍艦を製造した造船所跡。国の史跡に指定。いわゆる黒船来航による危機感から、江戸幕府は1853年に大船建造の禁を解除する。長州藩では、幕府の要請と藩士木戸孝の意見書を受けて、幕府がロシア式(君沢形)造船を行った伊豆戸田に尾崎小右衛門ら技術者を派遣、帰国した尾崎らは造船所建設を行う。造船所は1856年に完成し、丙辰丸を建造(1857年進水)した。藩は1857年に造船所を一旦閉鎖するが、翌1858年に山田亦介の主導で再び整備を行う。さらに、長崎海軍伝習所に技術者を派遣してオランダ式(バーク型)造船を学ばせ、庚申丸を建造(1860年進水)した。登録面積は0.79 ha である。
◇世界遺産の情報
登録名:明治日本の産業革命遺産
登録区分:文化遺産 登録基準:②④
登録国:日本 登録年:2015年
地図:恵美須ヶ鼻造船所跡
URL:HP ※明治日本の産業革命遺産