2014年のグレード戦線を振り返る その1 | 目の前のヒラより遠くの記念

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いつまでもあると思うな年金と競輪場

地元マサキの優勝で佐世保記念も終了し、残るは暮れの大一番、グランプリを残すのみ。今年は中川さんまさかの総選挙落選やSSイレブン騒動など輪界を揺るがす2大事件が発生。また一宮が廃止されるなど予断を許さない状況だが、あそこやあそこなどは辛うじて踏みとどまり、ほぼ廃止が決まっていた松阪が黒字見通しで息を吹き返している。

競輪ファンのみならず、昼間とナイターで傷ついたお馬さんやお舟を愛する人々の駆け込み寺ミッドナイトは、本家の小倉前橋に加え青森が本格参入。本家だけに慈善事業を任せてはおけないと慈悲深い他場施行者も設備投資して参入予定。また、オールガールズ戦も好調と、雪崩をうっての廃止ラッシュは避けられている状況だ。

まあ、そんなこんなでいろいろあった2014年のグレード戦線を振り返る。



データ対象:2014/01/04~2014/12/23 G3以上のレース


●G2以上の優勝者一覧


日付 1着 2着 3着 2車単 3連単 レース
2014/02/12 11 7 村上 博幸 4 松岡 健介 6 齋藤 登志信
2,220 52,850 高松全日本選抜 4日目
2014/03/23 11 3 村上 義弘 捲 B 2 武田 豊樹 1 深谷 知広
1,760 6,300 名古屋ダービー 6日目
2014/04/29 11 9 新田 祐大 捲 B 3 成田 和也 7 岩津 裕介
960 7,460 伊東共同通信社杯 4日目
2014/06/15 11 9 稲川 翔 5 大塚 健一郎 3 岩津 裕介
3,650 18,270 宇都宮宮杯 4日目
2014/07/21 11 1 深谷 知広 捲 B 7 浅井 康太 5 井上 昌己
510 2,060 弥彦寛仁親王牌 4日目
2014/08/09 12 1 深谷 知広 逃 HB 9 武田 豊樹 3 浅井 康太
1,610 4,570 松戸サマーナイト 2日目
2014/09/15 11 2 武田 豊樹 4 神山 雄一郎 3 岩津 裕介
660 7,300 前橋オールスター 5日目
2014/11/24 11 7 平原 康多 3 武田 豊樹 逃 HB 4 神山 雄一郎
1,530 3,370 小倉競輪祭 4日目

岩津の3着3回、しぶとさが光る。SSに食い込んだのもうなづける。宮杯の違和感以外はまあ、いつものメンバーかね。



●優勝ランキング


選手名 優勝回数
深谷 知広 4
新田 祐大 3
岩津 裕介 3
山崎 芳仁 3
村上 義弘 3
平原 康多 3
武田 豊樹 2
金子 貴志 2
井上 昌己 2
神山 雄一郎 2


最多優勝は深谷の4回。イレブン騒動があって荒稼ぎかと思いきや、それほどでもない。まあ、へそ曲げてたもんね。謹慎勢はブランクがあってもさすがに複数回優勝してきている。足場のないといっていい中四国勢だが、こちらでも岩津の優勝3回が目を引く。


●最多勝利


選手名 1着回数
金子 貴志 31
浅井 康太 31
深谷 知広 30
村上 義弘 24
新田 祐大 22
平原 康多 22
石井 秀治 21
武田 豊樹 19
原田 研太朗 18
井上 昌己 18

勝利数は、謹慎期間のなかった中部勢のワンツースリー。その後ろに村上義が続く。石井、ハラケンが健闘してるねえ。



●3連対数


選手名 優勝回数
金子 貴志 59
浅井 康太 54
深谷 知広 44
平原 康多 40
石井 秀治 38
新田 祐大 37
村上 義弘 37
井上 昌己 34
後閑 信一 34
神山 雄一郎 34

3連対数も金子がトップ。1着数もトップだったが、大レースであまり稼げなかったのがSSを逃した要因か。後閑、神山のベテラン勢も存在感を示している。


その2へつづく