あなたが長年蓄えた知識や経験。
仕事に対するスキル。

正直、それは部下には教えたくない。
でないと、自分の価値が下がってしまう気がする。


そう思っている人は安心してください。

あなたがスキルを渡すことで、あなたの価値は下がりません。

逆に、あなたがスキルを溜め込むことで、あなたの価値も評価もどんどん下がります。


基本的に、仕事で、「誰々でなければできない」仕事というものはありません。
それは、あなたが作り出しているだけです。

いつあなたが不慮の事故でこなくなるかも分からないし、
退職する間際の1ヶ月で何年もの経験や知識、スキルを引き継ぐことは不可能なのに、
それを、どんどん増やしていることは会社にとって大きな損害です。

あなたの抱えている仕事を、誰にでもできるように簡略化し、
必要ならフォーマットを作り、マニュアルを作り、

明日、自分が急にいなくなっても大丈夫なように、
いろいろな人に情報共有をしてください。


経験上、マニュアルを作り、フォーマットを作り、
明日自分がいなくても、仕事が滞らないようにすることで、
評価されなかったことはありません。
感謝されなかったこともありません。


あなたがするべきことは、自分が何かに特化することではなく、
会社がより効率的に、確実に、正確に機能するよう努力することです。

さぁ、今日帰る前に、今日やった仕事のマニュアル化をしましょう。
あなたは、仕事中個人で使う文房具を会社からもらっていますか?

もしなければ、経費で申請するか、文房具の発注をしていますか?


もしそうであれば、今日文房具屋さんに言って、
ペンも修正液も付箋も、手元に保存する書類のクリアファイルも、
何時間も掛けて選んでください。

もっとも使いやすく、効率的に仕事ができそうなものに替えてください。

そして、会社の文房具は、明日の出勤のときに返してください。


もし、仕事を常に効率的に行おうと思っていたら、
会社で支給される文房具にはなにかしら不満があるはずです。

修正テープの幅が合わない とか
ボールペンの書き味が悪い とか
クリアファイルは、複数個所入れられて、インデックスがついているほうがいいな、とか。

その不満を抱えながら、非効率な仕事をし続けることが
果たしてあなたにはプラスですか?
あなたの仕事ぶりは評価されますか?

自分で文房具を買う、たった数百円を渋って
あなたは将来の数万円を失っているのです。

逆に数百円で仕事が快適にでき、評価も上がるのなら、
こんなに安い投資はありません。

今日、帰りに文房具屋さんに行って
自分の仕事の流れを思い浮かべながら、一番いい文房具を選んでください。

(会社で支給されている文房具で、不満のないものまでかえる必要はありません。
クリップや、鉛筆、消しゴムなどは、あまり不満のないことが多いように思います)
毎日残業している。
残業代が出ないから会社に何の損もない
こんなに働いている自分を、こっそりほめてあげたい。

そんな風に思っているあなたへ


本当に、それは会社に何の損害もないですか?


残業は、罪です。

まず、あなたがそこにいることで、会社の光熱費がかかっています。

そして、あなたが帰宅して、なにか仕事のためのスキルを身につける機会を失うことで、
従業員の成長という大事な資産を失っています。

今日の仕事だけをやって1日を終えるなら、
あなたの価値は一生今のままです。
なのに、給料は年を重ねるごとにあがっていきます。
会社には大いに損害です。

勤務期間に対する給料の上昇は、勤務期間への感謝ではありません。
「通常は」年を重ねるごとに人の能力が上がるものなので、
その成果に対する報酬です。

なにより、工夫すれば定時で終われたかもしれない仕事を、
毎日残業して仕事をしていれば、
定時勤務時間内の成果に対する報酬は非常に高率になります。


会社は、残業代を出さなくてはいけません。

水曜日はノー残業デー
という紙をオフィス中に張るだけでは、
社員の堕落をとめることはできません。

残業代を出し、口すっぱく定時に変えることを促し、あるいは罰則を課し


そして従業員は、会社に1円も残業代を出させてはいけません。


家に帰ってやることがない?

家事をしてください。
自分と違う考え方の人と会ってください。
本を読んでください。
勉強をしてください。


残業をしないのは、明日仕事をできるようになるためです。
決して楽をする為ではありません。

あなたが残業しているのは、家に帰ってもやることがないからではありませんか?
そんな理由で会社にいること自体、詐欺です。

だってあなたは仕事をして、会社を発展させる為に会社に来ているはずだから。


もちろん、急なプロジェクトや、どんなに効率よくやっても終わらない仕事だと
自信が有るなら残業してもかまいません。
それを1分でも1秒でも短くする努力をしているのなら、
それはすばらしいことです。

ただ、もしそうであれば、毎日の残業にはならないはず。
(それでも毎日残業して、決して時間が縮まらないのであれば、
自分の認識が間違っているか、会社の人員配分がおかしいかどちらかです。
そして、会社の人員配分がおかしくても、短縮する気があれば1分でも短くできるか、
同じ時間で処理できる量が増えるはずです。)



今日から、1分でも早く退社することに全力を尽くしてください。