転職サイトの「エン・ジャパン」が、
面白い調査結果を発表している。


中途退社する人のホンネとタテマエ
についてである。


アンケートによると、
会社(人事)に伝えた退職理由が
ホンネとは異なると答えた人は
45%で、約半数の人はホンネを伝えていない。


なぜホンネとは異なる退職理由を伝えたか
という問いに対してはね
「円満退社をしたかった」という人が34%、
「話しても理解してもらえないと思ったから」(20%)、
「会社批判になってしまうから」(16%)が
上位ベスト3だった。


まあ辞める時は揉めずに辞めたい、
というところなのだろう。


タテマエ理由のベスト3は、 
①家庭の事情、②仕事の内容、③体調だそうで、
①と③は引き留められない理由だ。


だがホンネの方の理由は、
①人間関係、②社風、③仕事の内容で、
人間関係が理由の人が最も多い。


人間関係が本当の理由という人は
26%だが、風土も人間関係に大きく関わっている
ことを考えると実際はもっと多いのかもしれない。



会社や仕事が好きでも
人間関係が理由で退職するとすれば
本人にとっても会社にとっても
とても残念なことである。


人と人が仕事をする以上、
人間関係はどんな職場でも
最重要のことなのだ。


従来、日本の職場では目標達成のための
知恵は絞られてきたが、


どうも良好な人間関係に対する
改善や工夫は
注力されてこなかったと感じる。


例えば特定の管理職者の下での
退職者が多いとなれば、
会社としてもその人間の配置を再考したり、
職場グループの人間関係改善を
放置できなくなるはずだ。


報酬がとても高く、
仕事にやりがいもあるが
人間関係最悪の職場と、


低賃金で単調な仕事だが
人間関係がとても良い職場だったら
あなたはどちらを選ぶだろうか。


おそらく圧倒的多数が後者を
選択すると思う。


報酬や昇進昇格だけで
人のモチベーションは上がらない。


逆に言えば賃金の原資が少なくても
会社がやれることはあるのである。