きょうは12年ぶりの中学校の同窓会、
自分も出席することにしている。


すでに卒業して半世紀近くが経ち、
地元に残る人も少なくなり、
みな遠方からやってくる。


音頭を取ってくれている友人も、
今は千葉県に住んでいて、
2時間くらいをかけて会場に
やってくる。


同窓会に出ると、
いつも感じることがある。


その一つは、始まる前、
とても会場に入って行きにくい
という感覚である。


既に到着している級友たちの視線が
サッと自分に集まる感じに気後れがするのだ。


「あいつ、老けたねえ」とか
「変わんないねぇ」などなど、
とにかく注目されることに気後れがする。


だから自分の場合、
開始時間の30分前には到着し、そんな気分を
あまり味あわないようにしている。


そして、これは実に不思議な感覚なのだが、
話が盛り上がっていくうちに
今の年齢や環境を忘れ、
タイムスリップして少年だった当時に
戻ってしまうことである。


ハタから見れば、いい歳をした
オッサンとオバサンが、全く対等な関係で
盛り上がっている異様な光景だが、


当人たちの心は、中学生の時に
戻ってしまっている。


そして最後は、あの終わったあとの
独特な感覚。


「楽しくて やがて悲しき 祭りかな」ではないが、
なんというか、また会いたいような
会いたくないような、
酸っぱいような辛いようなあの気分。


人に歴史ありとはいうけれど
会っていない間にどんな風雪があったのか。


その面白さと重さ、楽しさと悲しさが
混ざった複雑な気分にさせてくれる
イベントではある。