企業の間に早朝に出勤して
仕事をする朝方勤務が、
広がりを見せているという。


仕事を効率化させ、社員の私⽣活の充実や、
残業代など経費の削減につなげるのが狙い
とはいうが、
果たしてこのトレンドは定着するだろうか。


自分は、サラリーマン時代、
超朝方勤務派だった。


毎朝午前3時半に起床し、
午前4時50分に家を出て始発に乗る。


会社には午前6時20分に到着、
もう10分後には仕事モード全開だ。


そんな生活を10年以上も
続けていた。


確かに早朝は人が少なく、
空気も心なしか澄んでいるように
感じられて気持ちがよい。


しかも電車では座って行けるので、
通勤の疲労度は遅い時間とは
比較にならない。


また、出社した後も電話など
邪魔が入らないので仕事もはかどる。


と、ここまでは良いことずくめのようだが、
問題はその後である。


日本の職場というのは、
ジョブディスクリプション、
つまり担当責任が明確ではない。


そんな環境で、自分の持ち分が
終わったからハイさようなら
というわけにはいかないのだ。


つまり、大多数の定刻に出社して
残業をする人たちとのお付き合いが
必ず問題になる。


さらに、かつて工事管理をやっていた時など、
職人さんとの打ち合わせは、
彼らが現場から戻ってからの夜になるので、


自分の仕事の都合だけで
早朝にシフトは到底できない。


かくて自分の場合どうなったかというと、
朝6時半から仕事をしているにもかかわらず、


終業は夜の10時過ぎ、
帰宅は深夜などという
バカなことになった。


新事業立ち上げの時など、
昼食時間もろくに取れなかったから、
結局16時間くらいメシ抜きでぶっ通しに働いていた。


しかもそれが繁忙期の一時でなく、
仕事が峠を越すまで何年も続いたのだ。


朝方勤務へのシフトというのは、
職場全体、取引先も含めた課題である。


まずは職場、会社全体、そして
関係先の企業との取決めなどが
必要になる。


そして、ジョブディスクリプションへの理解と
定着が不可欠のことになる。


まだまだ時間がかかりそうである。