日経ビジネスオンラインに
2014年7月30日付で掲載された
海部美知氏の発言が波紋を呼んでいる。
記事中の、本題とは別の部分で、
「あの『おーいお茶』という
男尊女卑的な響きのある商品名は
何とかならないのか、
と思うのだが...」
と発言したことによる。
もし差別的な商品名だとの声が
多くあがったとしても、
この商品名は完全に定着しているので、
製造販売元の伊藤園としても
おいそれと撤回はできないだろう。
この問題、セクハラ発言の認定と
似ているなと思う。
字面は同じでも、
言う人、言う場面によって
セクハラ発言になったり
ならなかったりするアレと同じ。
「おーいお茶」というのも
気にする人にとっては
差別的に聞こえるということ
なのだろう。
この商品名についての感想は
とくに書かないが、
人と人とのコミュニケーションを
考える時、このような状況は
よく心得ておく必要があると思った。
つまり、全く同じ趣旨のことを話す
場合であっても、「誰が」言うかと
「どんな状況、場面で」言うかは
とても重要だということだ。
これが本やメール、ネット上での
情報伝達と決定的に異なるところ
だと思う。
プレゼンやセミナーでは
伝える内容と同時に
この「誰が」と「場面」は
演出する必要がある。
「誰が」は、セミナーでいえば
『この人の話ならぜひ聞きたい』
と思ってもらえるように
プロフィールの強化や、
お客様の声、実績を伝える
ことが必要になる。
「場面」は、集客時に極力
聞きたい人だけに来てもらえるように
場をつくることである。
無料のセミナーなどがダメ
なのはこの理由による。
プレゼンの場合は、
「誰が」はプレゼンターの演出
より、「この人の話なら最後まで
聞いてみよう」と思わせる
冒頭のツカミが肝心になる。
フーテンの寅さんの口上は
まさにこれを効果的にやっている。
そして「場面」も聞き手を
飽きさせない工夫を入れて
うまく進行することで行っている。
冒頭の「おーいお茶」のCMも
言う人と場面を工夫すれば
女性差別的と感じる人は
少なくなるのではないか。
例えば「おーいお茶」という人が
男性でもかなりの高齢者だったら
どうだろう。
農作業かなんかの合間に
おじいちゃんが孫の青年に言う
という場面なら自然で、
誰も文句は言わないと思うのだが。