ヨーロッパでは、ワールドカップ以上に人気
のあるのがサッカーチャンピオンズリーグ。
年々ファンが増え、
今までそれほど関心の無かった人も
視聴するようになってきた。
2014年シーズンの決勝は、
同じスペイン勢、しかも同じ都市を
ホームとするレアル・マドリードと
アトレチコ・マドリードだ。
試合は生で見たが
手に汗握る展開で、
後半終了間際、
アディショナルタイムに
追いついたレアルが
結局延長戦でも得点し
結果的には4-1での勝利となった。
自分が見ていて
「うーん、やはり栄光が
目前に迫るとこうなってしまうのか」
と思ったのは、
レアルに追いつかれる直前の
アトレチコの戦い方だ。
アトレチコは全員が自陣に引き、
がっちりと守備を固めて
1点のリードを守って逃げ切ろうとした。
だが、こうした戦術は往々にして
失敗する。
攻撃力が並みのチームが
相手ならそれでも良かっただろうが、
相手はC.ロナウドやベイル擁する
レアルである。
結局終盤はサンドバッグ状態で
レアルの攻撃を受けることになり、
ついに鉄壁の守備を破られ、
失点してしまった。
それまで一度の敗戦もなく、
失点も最小限にとどめてきた
アトレチコも、
栄光に手の届く目前では
普通のチームに戻ってしまい、
守りに入ってしまった。
人や集団は、大きな成果が手に
入りそうなとき、
守りに入りがちだ。
でも、こんな時は
攻撃こそ最大の防御ではないが
守りだけに専心しない方がよい
場合が多いのだ。
栄光ではないが、
窮地に立たされた時も
むしろ攻めに転じた方が
活路が開けるというもの。
サッカーに限らず、
スポーツイベントの大舞台
では、ぎりぎりの状況の中で
そんな人間法則が垣間見られ、
たから面白い。