著者: 湯浅 俊彦
タイトル: 「言葉狩り」と出版の自由―出版流通の現場から

 差別用語による出版物の回収が時々発生しているようである。

 差別用語による回収は「ちびくろサンボ」と黒人差別が有名である。
 また10年ほど前の筒井康隆の断筆宣言は自分の書いたSF小説の差別用語に反抗する意味で始まった。
 差別だという人(団体)の言いなりになって、いきすぎると「言葉狩り」ともなり得る。

 この「言葉狩り」と出版の自由という観点から、著者、出版社、書店の三者の関係を説明し、出版物の回収は誰が決めるべきか、出版物の回収理由の説明の是非を投げかけたものである。

内容はとっても難しい。