著者: 金 文学, 蜂須賀 光彦
タイトル: 中国人民に告ぐ!―「文化大国」が聞いてあきれる-痛憤の母国批判


 仕事の関係で何度か中国に行った事があります。中国という国を知れば知るほど、とっても不思議な国って思ってました。
 中国に足を踏み入れると、想像以上に中国人民パワーを見せつけられます。北京に行ったときは、万里の長城、紫禁城(故宮)は、さすが4000年の歴史と強大なる権力を感じられずにはいられません。
 また、仕事先では、連日異常な手厚い接待を受け、人のつながりをとても大切にする国だと好印象を受けました。

 しかし、一歩町に出ると、若い女性が道路はもちろん建物の中でも平気で唾を吐き、エレベータでは降りる人を待たずに、われ先に乗り込もうとする。デパートに行っても、店員さんはニコリともせず、淡々と対応する。

 本書は、日本在住の中国人の著者が中国の歴史を紐解き、痛烈な中国批判をしている。
 こんな本を日本人が書いたら、国際問題に発展するのでは、と思えるくらい批判してあり、中国のこの二面性を、すべてを説明してくれ納得できたような気がします。

ちなみに、僕は中国がとっても好きです。