著者: 藤本 ひとみ
タイトル: 貴腐

 フランス革命を舞台にした官能小説です。なんとか伯爵とか貴婦人とかが出てくるので、映画のタイタニックに出てくる社交界をイメージして読んでました。 本の内容は、上手に説明できないので、サーチエンジンで検索して誰かの書評を読んでください。(いい加減でごめんない)
 それより、僕にとっては「貴腐」って言葉を初めて知ったのが勉強になったことかな。作者が作った造語かと思ったら、ちゃんと辞書にも載ってました。Goo辞書によると「貴腐ワイン」とは「完熟期に一種の不完全菌が繁殖して半乾状となり、糖分の増したブドウを原料にした白葡萄(ぶどう)酒。高級ワインとして珍重される。」だそうです。
 小説の中では葡萄が貴婦人かな。内容にぴったりのタイトルです。