著者: 小林 泰三
タイトル: 密室・殺人

 長編の推理小説です。「密室殺人」ではなく、「密室・殺人」です。

 現実の世界において、殺人事件が起きた場合は、探偵屋さんが動くものなんでしょうか。でも、小説の世界では、明智小五郎、シャーロックホームズ等、なぜか名探偵がいて、難事件を次々と解決していきますよね。これは、小説を面白くするためでしょうか。今まで、そんなこと考えた事無かったんですが、この小説は、事件を解決するのは探偵である必要があるのです。そして、小説とするためには、「密室・殺人」である必要があったのです。なんのこっちゃ?