明日から12月議会の代表・個別質問が始まります。先月、富山労災病院の存続のため、魚津市が3年で6億円の支援を行う表明がありました。魚津市のような小さな自治体にとって、補助金等なしの6億円は非常に厳しい支出です。また、富山地方鉄道の再構築も同じく難しい問題です。先日の調査では、本線の維持・整備には10年で約100億必要で、これには橋梁や高架線など大規模な改修費が含まれないと報告されました。現在、全線維持/滑川ー新魚津間は回送/滑川ー新魚津間は廃止・撤去の3案で検討が進んでいますが、どの選択も難しい問題となっています。これらは非常に大きな問題ですので、本会議では会派の代表質問に任せ、委員会等で詳細を問うことになります。
出番は、明日12月12日(金)の4番目、14時頃からの予定です。ケーブルテレビやインターネット中継、録画放送でご覧いただけます。また、市役所4階の議場での傍聴も可能です。どうぞよろしくお願いいたします。
1.令和8年度行政経営方針について
①重点的に取り組む施策のうち、新年度から新たに位置付ける施策は何か。
②アウトソーシングや民間活用について、本年度の方針では記載が見られないが、どのように位置付けているのか。
③予算要求基準において、物価上昇分が十分に見込まれていないのではないか。市の認識を問う。
2.市役所業務改革について
令和8年度より、市では組織機構等の見直しを実施する。
①組織機構見直しの狙いは何か。
②公共施設再編推進室について、今後の公共施設整備や公共施設マネジメントのノウハウを蓄積する組織として、現状維持ではなく改組・強化すべきではないか。
③アウトソーシングや民間活用を進めるにあたり、契約・法務面での課題がある。どのように取り組むか。
第5次総合計画第12次基本計画では、重点施策として「デジタル技術の活用等」を明記し、個別施策に「DXの推進」を追加した。
④DXによる業務効率化・省力化、利便性向上にどのように取り組むか。また、全庁的な意識改革をどのように進めるのか。
⑤生成AIのRAG(検索拡張生成)機能活用について、市としてどのように考えているか。
市ではDXの一環として令和5年より書かない窓口システムを導入している。本年は窓口BPR(業務改革)の取組として、職員が来庁者視点で窓口利用を体験し、改善点を提案した。
⑥職員の提案を受け、今後どのように改善に取り組むのか。
⑦職員が現金を取り扱わない体制づくりについてどのように取り組むか。
⑧県外自治体では、窓口時間を短縮して効率化を図る取組みが進んでいる。本市としてどのように考えるか。
3.新庁舎整備について
①新庁舎の設計者が決定し、技術提案書が示された。選考にあたりどのような点が評価されたのか。
②議会はこれまで、シンプルでコンパクト、かつランニングコストが抑えられる庁舎を求めてきた。今回の提案を踏まえ、市の見解を改めて問う。
③新庁舎整備基本設計・実施設計業務委託料が900万円増額され、オフィス環境計画に取り組む方針が示された。概要について問う。
4.空き家対策と狭あい道路解消について
①歩道へ影響を及ぼしている空き家の実態を把握しているか。
②狭あい道路の解消に向けて、空き家対策との連携も含め、どのように取り組む考えか。
③空家等活用促進区域事業への取り組みについて、導入の考えがあるか。