韓国スターに詳しくない人が韓国ドラマを観ていると | メルボルン生活日記

メルボルン生活日記

約1年間の香港生活の後、2014年10月に豪・メルボルンへ移住。マイペースで暮らしを楽しむ私と夫の生活を日記風に綴ります。

わが家の「ムービーチャンネル」(夫がインターネットからかき集めてくる英語字幕付き動画サイトのことを言う)の番組表の大半は、韓国映画が占めている。その韓国映画を、たくさん観ているわりには、俳優の名前がなかなか覚えられない。なぜかというと、英語字幕はセリフだけなので、出演者の名前がハングル文字で表示されてもわからないからである。映画を観たあとで、英題から日本語の題名を調べて、日本語の映画サイトなどに行ってようやく名前が判明する。この工程が最近は面倒くさくなって、名前を調べることを放棄してしまうケースのほうが多かったりする。

 

とある日に観た韓国映画は、質屋を営む謎の男が悪の組織に売り飛ばされた少女を救い出すという(注:とても大雑把な要約)ストーリーだったのだが、謎の男役の俳優の前髪が不自然に長過ぎて、ずーっと顔を覆い隠していたものだから誰だかまったくわからない。でもイケメンの雰囲気ムンムンである。知ってる俳優かなあと、頭に疑問符が浮かんだまま見続けていた。途中から髪をばっさり切って、やっとハンサムなお顔を見ることができたが、見覚えあるもののやっぱり誰だかわからずじまい。

結局、映画鑑賞後に夫に名前調査を委託。

 

夫:名前は......ウォン・ビン

私:ああ、ウォン・ビンかあ!

 

名前を聞いたら、ああ!となるほど聞き覚えがあった。2000年代頃の日本の芸能ニュースで取り上げられていた韓国人スターの顔や名前は、一応記憶に残っていたのだ!そうか、あのころ人気があったウォン・ビンだったのね~どおりでステキだと思ったわ~と能天気な感想を心に抱き、その日の映画鑑賞は終了したのだった。

 

その後のある日。

「今日は韓国ドラマにしよう」という夫の提案により、ドラマ第1話を見始めた。すると、なんだかとーっても古い映像である。

 

私:これ何年前のドラマ?

夫:んーよく知らないけどすごい昔。

 

そしてこのあと。

韓国スターに詳しくない二人が韓国ドラマを観ていると、とんでもない勘違いが発生する。

 

しばらくすると、夫がもったいぶったように聞いてきた。

夫:この人、誰だかわかるう?

私:えっと誰かな(画面には、日本ならば「劇団ひまわり」に所属していそうな健全な佇まいの少年少女が映っている)

夫:ウォン・ビンだよ

私:えーっ(衝撃)どこが!(完全に不同意)

 

画面上の少年・少女は兄妹の設定だが、どこからどうみても、少年がウォン・ビンの少年時代とは思えない。大体、面影がまったくないのに、夫は彼がウォン・ビンだと思い込んでいるようだ。

その根拠は「ウォン・ビンで検索したドラマだから」。

んんー!100歩譲って彼がウォン・ビンだとして、このドラマはどんだけ昔の作品なのか。

 

信じがたいものの、ほかにウォン・ビンらしき人物が登場しないまま第1話が終わったので、私もモヤモヤする。ウォン・ビンのドラマじゃなければ続けなくてもいいと興味を失いかけたところで、はたとひらめいた。

 

私:わかった!このドラマの展開はね、第2話から突然時が経って、少年少女が大人になってからのストーリーになるのだよ。だから、少年が成長した役でウォン・ビンが出てくるの!

 

私、自説にかなり自信を持つ。

 

そして。

私の予想は半分正しく、半分間違っていた……

 

第3話までかかったが、予想どおりに少年少女は突然大人時代に切り替わり、めでたくウォン・ビンが登場。

 

ほおら、言ったとおりでしょう、と得意になりかけるも、なんだか役柄設定が明らかに違う。んん~??と思っていたら、「あの少年が数年後にはこんな感じの大人になる(かもしれない)」容姿の人物が登場した。

 

さて結論は、大人になった少年の役はまったく別の俳優(ソン・スンホン)で、ウォン・ビンはその友人という、新たなキャラクターだったのであった。

 

ああ、夫の勘違いにはほんとに仰天した!でもウォン・ビンの作品を見つけてきた功労は称えよう。しかもドラマだから、長期間ウォン・ビンを鑑賞できてよいじゃないの。20年遅れで、ドラマにはまっているところである。

 

※このブログで取り上げた映画とドラマはこちらです

The Man from Nowhere(アジョシ)(2010年)

Autumn in My Heart(秋の童話)(2000年)

 

♪あーびっくりした♪

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