津和野・冬紀行② | DAILY LIFE

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なんてことない日常のおぼえがき

二日目、天気はあいにくの曇り。

 

先ずは前日に予約していた紙漉き体験。

ところがこれがとても簡単で

わずか10分ほどで終了。

あとで乾いたものを取りに行くことにする。

 

続いて向かったのは

覚王山栄明寺。

かくおうざんようめいじと読む。

歴代の津和野藩主の墓や

森鴎外の分骨を納めた墓もある。

ここの見どころは寺宝殿。

え、こんなところにそんなものがあるの!

というお宝もあった。

冬とはいえ拝観客は我々のみ。

日本家屋で足は冷たかったが

じっくりと鑑賞して満足した。

 

続いて向かうは

キリシタン弾圧を慰霊するために建てられた

乙女峠マリア聖堂。

しかしこれが峠と名の付く通り

普通に山道。

雪も積もっていて妻は途中で断念。

俺は根性で滑りながらなんとか到達。

 

ここも誰もいなくて俺一人。

静かに祈らせていただきました。

下山を始めるとまさかの雨本降り。

足元は滑るししんどかった。

 

 

続いて駅から本町通りを歩く。

ここがメインストリートだと思うのだけれど

ご覧の通り。

冬に来るところではないのかな。

 

到着したのは津和野カトリック教会。

なかは畳敷きなのが珍しい。

隣には乙女峠の資料館もある。

 

 

さらに進んで藩校養老館跡。

こういう藩校があったところというのは

なかなかしっかりしたところだったんだろうなぁ

といつも思う。

 

 

すっかり体が冷え切ったところで昼飯。

妻が楽しみにしていたうずめ飯。

贅沢品が禁じられていた時に

ご飯の下に具を隠していたものだそうです。

ビフォア

 

アフター

贅沢な茶漬けといったところ。

後で聞いたところによると

本来はワサビも贅沢品なので

ご飯の下に隠すのが正統派だそうです。

 

 

食後は安野光雅美術館へ。

子どものころによく見ていた記憶があって懐かしい。

とても楽しい絵ばかりでじっくりと楽しみました。

 

 

電車もバスも少ないので

ここで津和野を去ることに。

列車に揺られて30分で益田駅。

しかしここには何もないのは前述したとおり。

バスまでは1時間半もあるが

調べたらタクシーで10分強で空港だそうなので

タクシーに乗る。

 

 

空港レストランでプチ打ち上げ。

萩名物の赤天で一杯。

 

飛行機は定刻に出発。

5分ほどの遅れで羽田に着いたが

帰りのリムジンバスへの乗り継ぎはちょうどよく

快適にさっさと帰りました。

 

思ったよりも寒かったけれど

楽しい旅だった。