
柚子の花咲く/葉室麟
<アマゾンより>
少年時代に村塾の恩師から薫陶を受けた筒井恭平は、
師が隣藩で殺害された事実を知り、
真実を突き止めるため
命懸けで隣藩に潜入を試みるが──。
人を愛するとはどういうことか、
人生を切り拓くための教育とは何かを問う、
感動の長編時代小説。
あー、なんて惜しい人をなくしたものか。
葉室氏の良作を読むといつもそう思う。
今作も文句なしに素晴らしい。
人としてこう在りたいと思う読後感。
もしかしたらこの人は
藤沢周平と並ぶ人なのではなかろうか。
2021/064