
すみれ野 立場茶屋おりき/今井絵美子
<アマゾンより>
師走もはや十三日。
極上の料理と温かな気遣いが評判の「立場茶屋おりき」でも、
朝から男衆たちが旅籠の煤払いに余念がない。
そこへ養護施設「あすなろ園」の勇次が
心細げな顔をして通りかかった。
猟師町にひとりで出かけてくるという。
そこには、おりきたちの深い親心があったのだ―(「冬涛」より)。
他、男と女の運命の悪戯を描いた「すみれ野」を含めた全四篇。
思いやりにあふれる立場茶屋おりきを舞台に、
市井に生きる人々の絆と想いを描き切る、
待望の第二十三弾。
もう23弾か。
いつも通り
良くも悪くも安定感があります。
2016/023