今日を刻む時計 髪結い伊三次捕物余話/宇江佐真理
<アマゾンより>
江戸の大火で住み慣れた家を失ってから十年。
伊三次とお文は新たに女の子を授かっていた。
ささやかな幸せをかみしめながら暮らすふたりの気がかりは
絵師の修業のために家を離れた息子の伊与太と
二十七にもなって独り身のままでいる不破龍之進の行く末。
龍之進は勤めにも身が入らず
料理茶屋に入り浸っているという…。
このシリーズは実にいいなぁ。
人生のバイブル的存在にも成り得る。
前作からいきなり10年経過していたのにはびっくり。
龍之進の成長過程を
もう少し見たかった気もするけれど
これはこれでいいのかも。
2013/004
