将軍の死 浪人若さま新見左近/佐々木裕一
<アマゾンより>
―将軍家綱、倒れる!
まさかの悲報に駆けつけた甲府藩主・徳川綱豊こと新見左近は
次期将軍が叔父の徳川綱吉に決まったことを告げられる。
そもそも権力なぞに興味のない左近にとっては
むしろ歓迎すべき成り行きであったが
将軍綱吉や凡百の幕臣たちから見ればそうは思えぬ。
左近の心中に秘めた野望はないかと
裏ではあれやこれやと画策する始末。
そんななか、副将軍の地位を断った左近は
ひとりの浪人として市井に戻り
徳川の世を陰から支えることを決意するのだが…。
うん、無理設定をはねのけ始めた感じで
なかなか良かった。
お話もおもしろい。
2012/040
