夏休み③一攫千金 | DAILY LIFE

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なんてことない日常のおぼえがき

3日目の天気はどうもしっくりしない。

晴れたと思ったら急に土砂降りだったり。

 

ま、前日にたくさん泳いだので

 

この日は観光と行きましょう。

 

8時半に出発

 

まずは真野御陵を目指します。

佐渡島はその昔

順徳天皇が流された島。

いつかは京へ戻るぞ!

との決意むなしく

22年間の滞在の後

46歳で佐渡島で没したそうであります。

順徳天皇のご遺体は

佐渡島で火葬され

お骨となって京に帰ったとか。

 

真野御陵は

 

その火葬が行われた場所。

墓ではないので

現在の正式名称は

順徳天皇火葬所だそうです。

 

しかし現在でも宮内庁の管理下に置かれ

 

中に入ることはできないので

柵の外から撮影。

ま、墓所ではないので

結構地味なんですがね。


 

ここからまたまた

 

海岸線に沿って南下。

次なる目的地はアレです。

しばし走って

西三川ゴールドパークに到着。

ここでは砂金採り体験を行います。

 

佐渡金山で採れるのは山金。

 

西三川で採れるのは砂金で

採り方も純度も何かも違います。

ってなことをまずは展示室で勉強。

そしていよいよお待ちかねの砂金採り。

 

体験コーナーに用意された砂を

 

なんとかというアメリカ生まれの容器ですくい

これをまずグルグルと回します。

すると比重の重い金が下に沈むそうなので

上のほうから揺すりながら

砂を捨てていきます。

どんどん砂を捨てていくと

最後には黒い砂鉄が残るので

その中を探すと…

金発見!!!

 

という手順で探します。

 

正直、行く前は

「別に川で取るんじゃなくて

 体験コーナーでやるんでしょ~」

なんてノリ気じゃなかったワタクシですが

やり始めたらもう夢中(笑)。

実に楽しい。

30分間で採れた金はこちら。


 

 

大きさを分かりやすくするために

 

 

単三電池と並べてみた。



 


砂金採りに大満足したところで再出発。

次は小木の手前にある

宿根木集落へ。

 

ここは江戸時代からの

 

漁村がそのまま残っているところ。

昔ながらの木造住宅が並び

またそのほとんどに現在も

普通に住んでいらっしゃるというのが

実に素晴らしい。

のどかな漁村風景を楽しむことができます。

 

 

なんでも景観整備地区となったそうで

 

 

戦後に瓦ぶきにされた屋根を

昔ながらの木ぶきに直すところが

増えてきたそうです。

こちらが木ぶきの屋根。

飛ばないように普通の石で

抑えているところが実に渋い。

 

さてさて、宿根木地区のほとんどが

民家なのですが

そのうちの2軒を一般に公開しています。

今回は漁師の家を見学。


 

これが実にまた立派なつくりで

 

柱も梁も座敷も仏壇も素晴らしい。

おばあさんが解説してくれて

とても勉強になりました。

 

更に進むと小木港に到着。

 

ここは直江津からのフェリーが

着く港です。

ここでお昼ご飯。

名物の烏賊釜飯を頂きました。

待ち時間がかかるけど美味。

 

寺泊からのフェリーが着く

 

赤泊港を抜けて

今度は両津に向かって北上します。

この途中の道がまた

海のすぐ脇を通っており

岩でごつごつした海の

景観を存分に楽しめます。

 

小木から1時間ほどで両津に到着。

 

両津はもう何度も通ってるので

すっかり常連。

 

ここからまた国道350号を相川に戻ります。

 

相川から再び山を登って

またまた佐渡金山へ。

 

今日は明治~平成の

 

近代遺構を見学です。

 

近代遺構は人形もなくて

やや地味な雰囲気。

しかししばらく進むと

足元にレールが出てきて

ちょっと炭鉱っぽい雰囲気。

夕張好きにはたまりませんな。

 

ここが現在入れる最奥。

 

この先に行くと

金を探すために江戸時代にほったという

道遊の割戸に続いているそうな。


 

ここから戻って外に出ると

 

道遊の割戸を上から見物できるというので

てくてくと山を登る。

すぐに割戸に到着。

よくこんなに掘ったもんだなぁと感心。


ちなみに

道遊の割戸を遠くから見ると

こんな感じ。


真ん中の割れているところが

掘ったところ。
 

 

下に戻ると

 

今度は金の掘り出しに使われた

バッテリーカーや道具などを

見ることができます。

これがまた

プレスやら旋盤やら

昭和初期製の機械が並んでいて

実に楽しい。

産業遺産好きにはたまりません。

 

存分に堪能してから外に出ると

 

すごい熱気。

金山の中はとても涼しいのです。

とても満足して宿に帰りました。