春風ぞ吹く 代書屋五郎太参る/宇江佐真理
読む順番が逆だけれど
このお話は
「無事、これ名馬」の少年
太郎衛門の父である
村椿五郎太の若いときのお話。
代々、小普請に甘んじてきた村椿家。
幼馴染の紀乃と祝言を挙げたいが
「小普請の家に娘はやれぬ」と言われ一念発起。
御番入りを目指して
日本一難しいといわれる試験に挑みます。
いやー、
太郎衛門の母となった紀乃は
あんなにヒステリックなのに
こんなに可愛らしい青春時代もあったのね(笑)。
一生懸命に生きるということを
五郎太の眼を通して
我々もきちんと考えてみましょう。
2008/043
