ぬしさまへ ぬしさまへ/畠中恵 しゃばけシリーズ第二弾。 一作目とは違い この巻は全6話を収めた 短編集です。 身体は弱いが聡明な 長崎屋の若だんなの 推理が冴えます。 どれも楽しかったけれど なかでも 若だんなの腹違いの兄である 松之助のこれまでを描いた 「空のビードロ」、 妖でもある手代・仁吉の 大昔の失恋を描いた 「仁吉の思い人」、 そして若だんなが 不思議な世界に迷い込む 「虹を見し事」が 特によかったな。 2007/127