―わけも告げず姿を消した妻を探し求めて
駿州沼里から江戸にやってきた湯瀬直之進は
小日向東古川町で店を構える口入屋・米田屋に
住み込みの用心棒として雇われる。
仔細あって木刀しか遣わない直之進だが
さっそく、うだるような暑さのなか
主の光右衛門について江戸の商家を回ることになる。―
(双葉社HPより)
一度、江戸物にはまると
抜け出せません(笑)。
さて、このシリーズは
設定がやや用心棒シリーズに似ていますが
内容的には一冊で一つの謎が解かれていくスタイル。
最初はそれほどぐっと来なかったんですが
読んでいくうちにどんどん引込まれて
さあ大変(笑)。
色々な視点から描かれていく話が
最後に一つに纏まるというストーリーで
なかなか面白かったです。
直之進が江戸に出てきた
本当の理由がわからず
直之進の妻が消えた理由も
まだ出てこないので
これまた続きが気になります。
って作者の思うツボですね(笑)。
2007/084
