野分ノ灘 居眠り磐音江戸双紙/佐伯泰英
前巻で諸々の見の変化を決意した磐音。
国許の父親に手紙を書くと
先祖の墓参に帰って来いとの返事が来ます。
そこで国に帰る弁才船に同乗し
豊後関前を目指します。
痩せ軍鶏の異名を持つ辰平も
同行することになり
あちこち寄港しながら進みます。
行く先々で
おこんを気遣う磐音が優しい。
そして嵐に向かって
磐音が名刀包平を抜き
猛然と船がつきすすむところでは
なんだか男らしいのか
はたまた子供っぽいのか
ちょいと判断しかねて
それがまた楽しい。
2007/077
