私の父は、

私と血が繋がっていません。



それを19歳になるまで

私は知りませんでした。



あるとき私の母子手帳があって

中を開いてみてみると、

父親の名前の欄に

知らない男の人の

名前が書いてありました。



その時の衝撃は今でも覚えてます。



すぐ私は父方の祖母に電話をしました。



『これはほんとなの?みんな知っていたことなの?』




凄く困惑していた祖母は

『うん。優香のママが伝えないと言っていたから黙っていたの。だけどね、おばあちゃんは3歳の優香をみて可愛くて可愛くてたまらなくて、初めて会ったときのこと今でも鮮明に覚えているんだよ。血の繋がりなんて関係ないんだよ。』

って私に泣いて伝えてくれた。




でもあの時の私はショックでショックで

おばあちゃんの言葉が心に入ってこなかった。。




その時家に誰もいなくて、、

ひとり、

家のアルバムを引っ張り出して



この知らない名前の男の人、

母子手帳の父の欄に書いてある名前の男性が写っていないか必死に探した。



そしたら一枚だけ

父の下半身ではない

ジーパンとスニーカーが写っていた。

明らかにヨチヨチ歩きの私の方向を見ているのがわかった。



その写真をみて

胸がギュッとなったのを覚えています。






あれから月日が経って

今思うのは、、




私は

なんとなく父が

ほんとの父じゃないって

わかっていたように思うのです。



アルコール依存症で

暴れ狂ってた父をみて

何故か冷静にみていた私もいて、、



いつも私が見つめていた先は母でした。




幼い私はあの時

母を困らせたくなくて、

違和感を感じつつも

新しい父を受け入れたんだと思います。。




だけど、、、

ずっと実の父だと思っていたけれど

身体は覚えていたんだと今になって思います。




それは、

なんとなく父に抱っこされる時とか

話しかけられたりとか

二人きりになったときとか

気を使うような

なんか違和感のようなものがいつもありました。

だから顔がひきつる。



そんな私を母は子供らしくないと

責めました。



あのとき私は

あっ可愛くないんだって

思ってしまった。

ずっと自分を責めてきた。


 



頭や心や身体がバラバラで

辛かった。




でも、ようやく今違和感が理解できた。




その瞬間、身体が緩んだのを感じました。






私は実の父が突然いなくなってしまって

ほんとうは

困惑や寂しさがあったと今思います。




『ねぇ〜パパはどこに行ったの?』

『いつ帰ってくるの?』

『会いたいよ』

『寂しいよ』

ほんとは泣きじゃくりたいほどの寂しさがあったと思います。




その気持ちが今も残ってたんだなって思います。



『寂しい』が湧くと

なんか罪悪感みたいなものも一緒にセットであって、、





この感情は幼少期の体験からきていたんだなって気づくことができました。





母を困らせたくなくて、

自分の気持ちに蓋をしてしまったあの時の

寂しさ、、




これからいっぱい抱き締めてあげようって思います。。





そしてそして、祖母の愛。

祖母の愛を今めちゃくちゃ感じます。。




おばあちゃんとの思い出、

どれを切り取っても

愛しかなかったなぁ。。




うん。

めちゃくちゃ私は愛されていたんだ。

胸のあたりがジ~ンとします🌿🌿