DDR・東ドイツマルク紙幣① | やなさんのブログ

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鉄道と切手、模型に旅行が大好きな、収集癖のあるインドア派おじさんの日常の出来事です。
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今日は私のドイツマルク紙幣コレクション(続き)のご紹介です。



ご存知の通りドイツは第二次世界大戦後、西ドイツと東ドイツの二つの国家に分断されていましたが、その後、ベルリンの壁が崩壊し統一国家となりました。

実際は東ドイツ(ドイツ民主共和国・DDR)が西ドイツに吸収され、東ドイツが消滅したものです。



今回、ご紹介するのは社会主義国だった東ドイツの紙幣(1964年シリーズ)なのですが、通貨の単位は西ドイツと同じ「ドイツマルク」。



それがこちら。




紙幣は5マルク、10マルク、20マルク、50マルク、100マルク紙幣の5種類。


図案として描かれている人物は、有名な人ばかりです。



5マルク:フンボルト(地理学者)


10マルク:シラー


20マルク:ゲーテ


50マルク:エンゲルス




100マルク:カール・マルクス
裏面の図案はベルリンのブランデンブルグ門

紙幣のデザインに、エンゲルスやカール・マルクスが描かれているあたりが、さすが共産圏らしい紙幣だなぁ~と思います。



ちなみに、西ドイツ及び統一ドイツのマルク紙幣は現在でもユーロ通貨に交換可能ですが、東ドイツマルク紙幣は交換は出来ません!
(つまり、コレクションの用途以外では、紙くず同然・・・)

このあたりのエピソードは、ドイツ映画の「グッバイ、レーニン!」を観た人には分かるかと思います。




郷愁漂う、東ドイツマルク紙幣の1964年シリーズ。
ある意味、ドイツらしいデザインなので、私の好きな紙幣です。



東ドイツの紙幣は、後年、デザインが変更されているので、それはまた別の機会にてご紹介したいと思います。


ではまた。