俺は弁護士


最近は複雑な案件が増えて大変だ

昔だと判例があってそれに照らし合わせて大体の落とし所があるので
それを見定めるわけなんだけど、最近では必ずしも一方的にどちらかが悪いと
言えないケースが増えているんだ


俺の仕事は判事ではないので人の権利を保証して弁護するのが仕事だけど、
自分が弁護しないとやられてしまいそうな人がいるので見ていられない


就職するときの、そして退職するときの個人が書かされる文書というのは

大抵一般の人間からするとかなり企業側に有利で、個人が一般的に不利な感じに
なっていて、しかも下手をすると働いてきた経験が全く次の企業で活かせない仕組みに
なっていたりすると、ほとんど個人の社会的権利がはく奪されているようなもので
あると言える。


他にもいろいろある。物は購入して1年たつと壊れたときにメーカー保証がつかなかったりして
有償保証になってしまったりする。これが、平均的に分散して発生していれば多少問題がないのだが、
ある特定の個人に対して頻出したりすることは明らかにおかしいし、逆にそういう商品ばかり出す
企業の製品が安全で商品として成り立っているということが、販売者や宣伝者のみに利益を供与して
本来利益を供与すべき消費者が逆に犠牲者になっている可能性があるので、これが多いとメーカーの
信用問題になり、最終的にはブランドに影響がでるので、最近ではメーカー側からのブランド維持の
ための弁護なんかもあったりする。



でも企業と個人では圧倒的に力の差があるので、対等に判断されるのは問題があることは明らかで
あると思われ、あとは継続的に統計を取ることになる



しかし、費用対効果ということはあるので、どこで折り合いをつけるかが重要であり、それは企業側が
多少譲らないと個人、すなわち消費者が死んでしまうので、そこをどう考えていくかということが
問題であると思う。


企業の研究開発者はまた、消費者でもあり、そういった人が、先出の特定のエラーが多い消費者と同等の
確立でそういった被害にあっているか、また他にも安定した給与環境の人そうでない人、など統計の
取り方にも偏りがある場合が多いよう。


また単純にそのロットが全部ダメだったってこともあるので、そんときはメーカーが無償で全交換やリコール
すべきかなって思う。


俺はそんなに正義漢ではないし、変な争いごとに巻き込まれて自分が被害者みたいな扱いを受けたりするのは
厭なので、変な仕事にははっきり言ってタッチしたくない。


だけど、そう思っていてもそんな仕事も回ってくるので、どっちかというとそういった仕事を専門としている
ところはかなり大変なんだろうと思っている。


憲法第14条には、国民は安全で文化的最低限度の生活を送る権利があると言われている
また、衣食住足りて礼節を知るともいうし、実際仕事について安定した給与をもらって、衣食住が
足りることが重要であると言える。


大抵このことに抵触する案件は回ってこないんだけど、最近では派遣の契約や派遣切りの問題が出てきており、この基本原則と、企業のアイデンティティが矛盾していることが原因の嫌がらせや問題が頻出しているようだ。


これには国民性と地域性の問題もあるという一説もあり、その件については専門性の高い別の弁護士が
国際的に普遍的に問題がないことを確認しているという話もある。


なんだかぶっそうな話が多いんだが、早く景気が良くなってくれればいいと思うし、景気が良くなるにつれて
こういった問題がまた増えてしまえば意味がないので、こういった問題も減っていって欲しいと思う。


つづく

おれはタクシードライバー

おれは車が好きだ

そして車に乗る人と車を愛する人の文化が好きだ

車の調子がよいと、のってるおれも調子よくなってくるし

おれの調子がよいとお客さんも楽しそうだし、なんだか回りの流れもスムーズだ


ときどき景気のいいお客さんが乗ってくれることもある

景気がいいというのは、必ずしもすごく遠くまでってことではなくて、楽しい話をしてくれたり、

こちらのふる話題に敏感に反応してくれるひととか、車の話をするお客さんもいる。


彼氏とデートで待ち合わせ場所までって子もいれば、水商売が終わってマンションまで帰宅するって
いう彼女もいた



たまには変な奴ものってくる。自分の家に帰るのが目的なのに、目的地をちゃんと言わないで
乗ったとたんに騒ぐやつ。東京都の住所が全部頭にインプットされているやつばっかりが運転していると
思いこんでいるあほなやつ。お前さんが全部の場所を運転してみろ。自分の地域しかわからないはず。



たまにはかっこいい車も走る。高級外車や、スタイルのいい車、最近はやりのハイブリットカーもある。


わりとかっこいいと思うのもあれば、将来乗ってみたいと思うものもある。目的地に普通に向かうために
乗っている人もいれば、流すというか、まったりとドライブを楽しんでいるという感じの車もいた。


お客さんにはまったりと楽しんで乗りたいというやつは少ないかな。


たまには変な車もいる。信号も変わらないのに、強めにブレーキを踏むやつ。ウィンカー出さずに曲がってから
ウィンカー出す奴。車線がふさがっていて、ずっと渋滞しているのに、全体の流れを考えて渋滞を緩和するような
走行ができないやつ。 同業者で車線を守らないやつ。マナーが悪い奴がかなり多いということが分かった。

信号のタイミングが悪いところが多いことも分かった。


道路の真ん中に平気でゴミが置かれていて、誰も片付けずそのまま放置されていたりするものもあったり。
他の車が急ブレーキ踏んで人をよけたりすることはあまりないのに、自分の車の前には他の車線が空いていてかわざと走りこんでくるおばちゃんとか、ななめにすごいスピードで突っ込んでくる自転車もいた。
あれはちょっとひどかったな。


客にも、わざと目的地をあいまいに言って、そうは言ってないとか、途中で行き先変更したりとか、
道を間違えるまでプレッシャーをかけてくるやつとかどうしようもないやつもいた。どういう目的で乗っているのか
知れたものではないし、わざとじゃねーかと思ったな。


でもテレビで見てるとJAZZを好きに流しながら走るタクシーもいたり、名物おやじとかそういうのもいるみたいだけどなんで自分のはこんな違うんだかと思うとちょっと悲しくなるな。ちょっと業務妨害とか言えるんじゃないかなと思うこともあれば、仕事の割には給料やすいんじゃねーかなと思うこともあって、まーなんていうか、車が高いからか燃料が高いからか上前はねられちゃってるからか、こんな仕事してても自分が買える車なんて中古の軽自動車が精いっぱいみたいな感じで、あんまりひどいんでお役所に相談に行ったこともあったな。



まーこっちの世界は問題いっぱいだ。

でもおもろいこともある。


つづく

俺はポリスメン


このリゾートの平和を守っている

平和なこのビーチリゾートにもたまに変なやつがやってくる


悪いやつはすぐにわかる、なんといっても経験の長い俺様が

悪いやつは一発で見抜けるからだ


そっちのほうは、まあ問題ないとして、ビーチの自然にマッチしてないか、

マッチしすぎて自分の庭のように遊びまわっているやつがいる。


そんなときは俺様の出番だ。


<制服にぎらぎらの大き目のサングラス、ニヒルな笑顔>

<この国では銀行や施設の前にもでっかい銃をもっているおっさんがいる>


<だいたい、なんだかえらそうなんだけど、このポリスメンは独特にニヒルでフレンドリーだ>


俺様は、まず笑顔で話しかける。

そうするとだいたい、会話ができて、どこから来たか、いつまでいつかわかるんだ。


そんで、ついでに友達になっちまう。

だいたいここでみんな役割をわかってくれるんだが、

たまにすり寄ってくる女や、俺のほうがかっこいいぜという男がいて

こういうやつらとは夜遊びに行くことになる。


遊びといっても施設内のすぐ目の前のカラオケがビリヤードだ。


この間も変な日本人が来た。

やつはいいやつだが、どうもかなりの負けず嫌いのようだ。


俺様がカラオケで歌えば、わざと歌に集中し、俺様のほうには軽くスマイルするだけ。

なかなかやるなこいつ。いつか俺様のあの得意技を披露しなければならないのだろう。


やつは勤勉な日本人に似合わず1週間もここにいるらしい。

変わったやつだ。まあでも結構面白いやつだ。


乾季には雨も降らず、はっきり言ってここはパラダイスだ。

そして俺様はパラダイスがいつまでも平和でいるために毎日巡回しているわけだ。


たまに仕事休みにビーチを見つめる。

心地よい風が吹き、海と空は多く、子供たちが水浴びをして、今日も平和だ。


今夜は週末、夕方からビリヤードを初めてみるか、もしかしたらあいつが俺様と

一戦交えるかもしれないしな。。


つづく