国際フォーラム ロビーギャラリー特別展示

 
1月2日~1月15日まで開催されました。
 
 
オリンピックの年
2020年の新春を 日本古来の「スポーツ」で
華やかに演出。
 
それぞれの情景を忠実に再現した
1/4スケールのジオラマや等身大の衣装
競技用の道具などの展示を通じて紹介しています。
 
 
 
桜令和の初春 梅花の宴
 
 
◇ 梅花の宴
 
『万葉集』巻五の「梅花の歌 三十二首の序」
大宰師・大伴旅人の邸宅で催された
「梅花の宴」の情景が華やかな 1/4スケールの
ジオラマで再現されています。
 
 
 
 
◇ 梅花の宴の文人たち
 
梅花の宴に招かれた文人たちを
奈良時代の衣装とともに
原寸大で再現してあります。
 
 
 
 
 
桜 御大礼の儀式と装束
 
 
左) 「黄櫨染御袍」
右) 「十二単」
 
2019年10月 
即位の礼で天皇・皇后がお召しになった装束のレプリカ
 
 
◇ 東山天皇(江戸時代)高御座の模型
 
 

江戸時代前期 

第113代東山天皇御即位式に見る儀式の進行

 
「東山天皇御即位式・霊元上皇御譲位行図屏風」をもとに
儀式の進行を 1/4スケールで再現。
 
 
桜 平安宮廷スポーツスタジアム
 
 
◇ 相撲節会
 
奈良時代には 聖武天皇が諸国に相撲人を推挙。
対抗相撲を行っていたそうです。
 
 
宮内庁書陵部が所蔵する「相撲節会図」に描かれた
大相撲の原点となる相撲節会の様子をジオラマで再現。
 
 
 
 
ロビーギャラリー展示における
最大スペースにて 展示されていました。
 
建物の中の様子です。
 
 
◇ 騎射
 
騎射とは 馬を走らせて 馬上より的を射る競技です。
主に5月5日の端午の節会で行われました。
 
 
平安時代の騎射は 現在には残っておらず
武家で行われた流鏑馬に その競技の名残を残しています。
 
 
ここでは『源氏物語』「蛍」の巻に描かれた騎射の様子を再現。
 
 
 
 
◇ 蹴鞠
 
 
蹴鞠とは 古くから貴族の間で楽しまれた遊びで
数人で輪を作り鹿革の鞠を足の甲で蹴り上げて
長く続ける 中国伝来の遊戯です。
 
 
『源氏物語』「若菜上」に描かれた蹴鞠シーンを再現。
 
 
源氏の因果応報ともいえる事件のきっかけとなった
柏木と女三官の出会いの場面を具現化しています。
 
 
 
◇ 納蘇利と蘭陵王
 
 
唐楽左方走舞の名作中の名作として知られる
舞曲「蘭陵王」。
 
左右に分かれて行う競技においては勝負曲として用いられ 
左方が勝ったときには「蘭陵王」
右方が勝ったときには「納蘇利」を演奏しました。
 
 
演奏で用いる衣装や小道具を展示。
手前 「納蘇利」(なそり)
奥   「蘭陵王」(らんりょうおう)
 
 
 
とても優雅な ひとときでした。
 
 
上から見た風景です。