みちるちゃんと会う約束の時間まで、かなり時間があったので、

2人でいつも行く『あの浜』に行って見た。


2人で行くとすごく良い浜なんだけど、1人で行くと ただの浜だ 

った。


僕の隣にいつもいてくれるみちるちゃん。

1人で浜から海を眺めていると、彼女を愛しく思った。


思わず、 みちる・・・ って呼んでみたけど、返ってくるのは波の

音だけだった。


ガラス片で波打ち際で遊ぶ姿、部活の話を面白く話してくれる笑顔

カメラのレンズに向かい、可愛らしく微笑んでくれた・・・

何もかもが愛しい。


やっぱりここは、2人の想い出の場所。

いつものように、楽しい浜ではなかった。

みちるちゃんと一緒に来て初めて、楽しいと思える場所だと思った。


渡船に乗っても、何故か370円出してしまって、船員さんに違うと

言われた。


あれ?今日はお嬢さんはいないのかい?

それにいつもと逆を行くんだね・・・


みちるちゃんのことを娘と思っているらしい。


いいえ、彼女ですよ・・・


と喉元まで出掛かったけど、ここの所は笑ってごまかした。



みちるちゃんと会って、いつもの山中に行った。

15分くらいだけど、一緒にまったりとした。


僕は今日、みちるちゃんを感じた。


みちるちゃんは何も言わないで、僕に鼓動を聞かせてくれた。

もう、言葉では言い表せない。

言葉で表現できるほど軽いものではない。


みちるちゃんが好きだから、好きな彼女に触れたくなるのは、可笑しい

事ですか?

僕は当たり前だと思う。

彼女に興味がないほうが、異常なのではないかと思う。

大好きだからこそ、彼女の全てを知りたいと思った。

綺麗な所も、汚い所も、何も隠さずに全てを。

綺麗だね、みちるちゃんの心は。


送って行ったショッピングセンターの駐車場。


最初に止めた所で寄り添っていると、前に止まっている車の中から

思いっきり見られてしまった。


移動して、みちるちゃんは帰り際、あることをしてくれた。

生まれてはじめての経験。

僕は腰が抜けてしまった。

頭の中が真っ白になった。

余韻に浸る余裕など一切なかった。


お返しのときに困った。

経験がないし、話にも聞いたことがなかったので、どうしようかと

思った。


本当に生まれて初めて。


みちるちゃんも初めてだったらしい。


あああああ・・・・

可愛い、本当に可愛い。。

背伸びして、ふっと来る姿。


抱きしめたくなった。


僕はこの時

命を掛けてでもみちるちゃんを守ろうと思った。

僕の命と引き換えでみちるちゃんが生きられたら、それでも幸せに

思うだろう。