【国労の亡霊が出てきた】
70年安保の頃新宿駅で入線中のタンク車両に貨物列車が衝突して炎上した。貨物列車の運転士がATS(自動列車停止装置)を勝手に切った上に、駅構内の停止信号も見落としていた。
この頃の国鉄職員と云えば「仕事は半人前、権利は三人前」みたく連中のたまり場だった。批判をかわす合言葉は「反戦平和」と「働く者の権利」。
嘗て田町操車場には彼らの詰め所があった。仕事をさぼった彼らが線路沿いにある別棟の風呂場まで、真っ昼間に手ぬぐい一本の素っ裸で歩く姿が山手線車窓からいつも見えた。
この事件の後寝台特急「富士」の運転士は酔っ払って、ATSの警報を無視し兵庫県明石駅ホームに激突させ、乗客32人が大けがをした。
中央線快速列車の運転士もATSを切ったまま東中野駅に進入し、停車列車に追突して乗客一人を死なせた。
新宿駅事故は自堕落な国労の体質が生んだが、新聞はタンク車から漏れた米軍ジェット燃料に目をつけ、朝日新聞は「我々はジェット燃料輸送を許していいのか」と書き、ATS無視事故はベトナム反戦のシンボルにされた。
因みにジェット燃料と云うけれど、ただの灯油(ケロシン)だ。もしガソリンなら新宿は吹っ飛んでいた。こうして国労は世論の批判を免れ民営化JRに散って行った。
この時に問題のある1047人が解雇されたが、それで全部だったのか、国労の体質は改まったのか、疑問は残ったままだった。
そして福知山線事故は起きた。列車は急カーブに制限速度のほぼ倍のスピードで突っ込み、死者は運転士以下107人に上る。事故を起こした運転士の勤務はその日午前6時半から同9時半までの三時間だけ。
それで始発駅で停車位置を間違え、運行速度を無視してATSが作動、急停車する。それを2回やった。この大幅な遅れを出してフルスピードで急カーブに突っ込んだ。
車掌も度重なる運転士の異常運行に注意もせず、乗務交代を管理室に進言もせず、オーバーランのもみ消しに回る。
事故車両に乗り合わせた同僚は血まみれの乗客を見捨てて逃げた。JR西が事故処理に追われる中、彼等は毎晩送別会や飲み会に酔っていた。
驚いた事に新聞もダメな運転士より「懲罰的な日勤勤務を課し」(朝日新聞)働く者を委縮させ、非人間的な環境で労働を強いたJR西日本が悪い、と云いだした。
あの当時のままである。一日たった三時間勤務が非人間らしい。
真犯人は新宿駅事件以来、分かっている。国鉄以来の国労体質そのものであろう。
以上「アメリカと中国は偉そうに嘘をつく」高山正之著より
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【70年安保から変わらない国労】
死者108人を出したJR福知山線事故で、死亡した運転士は實にいい加減な運転だった。車掌も同様で事故の後に長い休みを取った挙句、楽な車掌業務に戻せと訴訟を起こしている。
同僚も酷い。何人か事故車両に乗っていたが、死傷者が呻く中を逃げ出した。犠牲者が瓦礫の中に居るのに、仕事を放りだして仲間の送別会をやり酔っぱらっていた。
70年安保から変わらない国労の姿がここに在る。しかし、アカイ朝日新聞や中国新聞は違う視点で書く。
「厳しい再教育が乗員を追い詰めた」
「何故ATS(自動列車停止装置)を付けなかったのか」
果ては「安全投資より営業利益優先だった」と、悪い資本家が弱い労働者を追い詰めたと。
驚いた事に検察審査会はそれに騙され、朝日の主張通りにJP西日本歴代社長3人がATS設置を怠ったと強制起訴した。
然し朝日はその後の国労の動きには目を瞑る。彼等は何台もの車両から事故通報用の無線のヒューズを抜き取る。せっかくつけたATSも警告音がうるさいとスピーカに紙を詰めた。
その後もあの事故の在った急カーブで運転士が速度を無視してATSが作動した。調査したら他にも6件の事態あったと解った。
朝日新聞を読むと日本の良識が反映されないと謂う事か。
以上「米国・支那・韓国・朝日」を斬る 高山正之著より
【台湾派孤立しているかのように見えるが、断固たる主権国家だ】
トランプ訪中を終えて、頼清徳台湾総統が会見
5月16日、台湾の頼清徳総統は、「台湾独立という意味は、『台湾は中華人民共和国の一部ではない』、『中華民国と中華人民共和国は互いに従属関係にない』ということは明らかである」と明言した。
トランプ米大統領が台湾の独立に警告を発した直後だった。
「主権は国家の基盤である。台湾がなければ中華民国も存在せず、中華民国と台湾は不可分なものになっている。主権がなければ民主主義は存在しない」として総統は続けた。
「国際社会がこの国をどのように呼ぼうとも、すべての用語は台湾、澎湖、金門、馬祖の2300万人の人々を指している。国家の主権と民主主義を守り、国民の福祉を確保するための努力がなされる」
蔡英文前総統は、「台湾政府と台湾の人々は、自由で民主的な憲法制度を維持し、中華民国と中華人民共和国が互いに従属関係にならないようにし、台湾の主権に対する併合や侵害に抵抗し、中華民国の将来が台湾の人々の意思によって決定されることを保証することに尽力している」と述べている。
この言葉を受けて、頼総統は、民進党の「台湾の未来に関する決議」であれ、蔡英文総統の公約であれ、これらの原則は民進党とその政権が追求する政策を表しているとした。
基本姿勢とは(1)台湾は台湾海峡および周辺地域の平和と安定の守護者としての役割を果たしている。(2)中国は地域不安定の主な原因であり、「現状」を変えようとしている。(3)中華民国の地位を守ることは「台湾独立」を追求することと同義ではない。(4)米国との安全保障協力と武器販売は地域安定にとって不可欠である。(5)台湾は世界の核心的な利益であり、台湾海峡の平和は交渉の余地がない。
台湾の明確は立場を繰り返した。
以上「宮崎正弘の国際情勢解題」より
【自衛隊は悪者?】
東京五輪が行われた頃の北海道では、ソ連の警備艇が好き勝手に日本の漁船を拿捕し、船員は強制労働に、船はソ連人に払い下げていた。強制労働は凡そ5年間である。
根室沖で拿捕された漁船員の戦前を知るおじいさんは「昔はよかった」と話す。あの頃、漁船はオホーツク海の奥の奥まで出漁した。そこへソ連艦が襲ってくる。あわや拿捕か、という時に忽然と黒い艦影が表れた。
「我が駆逐艦だった。みんな歓喜の声を上げた。ソ連艦は逃げていった」。すれ違う艦の舷側から水兵が手を振っている。涙が止まらなかった。
そして戦後鮮やかな軍艦旗を掲げた駆逐艦は消え、ロシア人の横暴だけが残る。やがて自衛隊が生まれたが、戦前と違って肩身の狭い生き方を強要される。
北朝鮮が攻めてきても、自衛隊の車は交差点の信号は厳守、高速道路でも料金を支払う。戦車には方向指示器がついてゐる。海はもっと酷い。世界では常識である優先航行権が認められない。
当たり前だ。米空母キティホークの右舷から小さなイカ釣り舟がやって来て、八万トンの空母が右に転舵して釣り舟を避けました、なんて事がある訳がない。
だが日本ではこの常識が通用しないから、朝日新聞が執拗に嫌がらせをしてくる。
東京湾で2千2百トンの潜水艦「なだしお」の右側から小型の釣り舩が接近してきた。優先航行権が認められない艦長は、「海上衝突予防法」に従い右に転舵し回避行動をとる。
慌てた船長はあり得ない左への転舵して正面衝突し30名が死亡した。
朝日新聞は「見張り義務違反」とかの因縁をつけて「やっぱり自衛隊が悪い」と伝える。更に横浜地裁の愚かな裁判官が朝日を見習い、艦長を有罪とした。「なだしお」は世界の軍艦と同じく直進すればよかった。
次に房総沖で海自のイージス艦「あたご」と漁船がぶつかった。「なだしお」と同じく右側から漁船がやって来たのだ。「あたご」は前の教訓を生かして無用な転舵を避けて、直進すると事故にあった。
朝日新聞は「目の前に漁船さえよけられないでどうして日本を守るのか」と騒ぎ立てる。漁船の親子が居眠りしてゐた事を知りながら黙ってゐる。漁民も朝日に吹き込まれて、同じように騒ぎ立てる。
国防を問うなら、漁船に遠慮させている自衛隊の手かせ足かせを外すのが先だろう。根室の老人の話を一度聞いてみたら良い。
以上「オバマ大統領は黒人か」高山正之著より
【日航機長は感動した】
嘗て熊本県水俣市で鉄砲水が出て19人が死亡した。その時に共同通信は「もっと捜して」の見出しで「(自衛隊員に)もっとその辺を捜してと言ったのに」と不満を募る被災者の記事を載せた。
身内が埋もれたら自分たちが捜すのが家族と言うものだ。災害派遣の自衛隊員には「有難う」と言い、一緒に泥沼を懸命に捜すものだ。
然し共同の記事は違う。被災者はご主人様で、泥まみれで捜すのは自衛隊員の仕事。そのご主人様がここを掘れと言うのに聞かないとは「奴隷のくせに許せないと不満を漏らす被災民」としか読めない。
東日本大震災の時に、新聞には毎日死者数が増えて行方不明者が減っていく。それは行方不明者を自衛隊が発見するからだ。被災者の身内ではない。彼らの中には「外は臭くて」と言い一日中避難所に籠った者もゐた。
自衛隊蔑視論は官僚世界にも根を張る。
90年代のルワンダ内戦では、外務省が難民救済に自衛隊派遣を言い出す。此処は、武装ゲリラは出るし、エイズは流行るし、危険この上ない場所だ。
米国の派遣要請に外務省は飛びつき、装備は小銃のほか機関銃1丁と、ほとんど丸腰で送り出した。
自衛隊は悪条件下でも任期を無事勤め、武装ゲリラに襲われたNGOの日本人医師の救出もやってのけた。しかし外務省は勝手な行為に不満を募らせ、共同も朝日も「自国民救出など越権行為だ」と非難した。
外務省の報復は陰湿だった。任務終了後、帰国には民間機を利用し、その際に制服の着用を禁止した。「各自私服で帰れ」と。
誰も真面な着替えなど持ってゐないから、ロンドンから日航機に搭乗した時に、周囲の乗客は酷い身なりの集団に驚いた。
それが異郷の地で頑張り抜いた自衛隊員と知ったのは機長アナウンスだった。
「この度は任務を終え帰國される自衛隊員の皆様、お國の為に真に有難うございました。國民に為り代わり機長より厚く御礼申し上げます。皆様、祖國で良いお年を迎えられますように」
異形の集団を包むように客席から拍手が沸き、その輪が機内一杯に拡がった。成田に着いた後65人の隊員はコックピットの見える通路に整列し、機長に向かって敬礼した。
被災地はともかく日本人はまだまだ一杯ゐる。!
以上「日本よカダフィ大佐に学べ」高山正之著より
【「反基地」の裏で浪費されるカネ】
民間空港の進入経路には規定より高い構築物がある事を絶対に許さない。安全確保の為だが全てがそうかと謂えば答えは違う。
岩国基地では、南北に走る滑走路に平行に北に飛び、今津川の真上でほぼUターンのようにして滑走路に滑り込む。離陸も同じで、上昇するのと右への急旋回を同時にやる。(南からの進入ではこの逆)
何故こんな危険な離着陸をするかと謂えば、今津川対岸に広がる石油コンビナートのせいだ。もし、北側から正規の進入角で降りれば煙突に必ずぶつかる。
こんな違法が許されたのは軍事施設は航空法が適用されない、ただの空き地と同じ、自衛隊機がぶつかって落ちようと一向に構わないという訳だ。
おまけに後から来たコンビナートの方が、頭上を飛行機が飛ぶのが危ないと言い出す。岩国では新参者が勝ってコンビナート上空は飛行禁止となる。かくて自衛隊機は低空曲芸飛行をやる事に為るが、これが結構な騒音になる。
それを口実に地元市町村が騒ぎ、今度は防音名目で四百億円をせびり、ついでに下水整備工事までやらせた。「たかり」と「危険」を解消する為に防衛省は基地沖合移転工事をやっているが、総額三千億円が使われる。
同じような事沖縄普天間基地でも起きていたが、こっちはもっと悪質だ。
朝日新聞によると、基地の滑走路端からわずか「650メートル手前のビルに高さ40メートルの鉄塔」が建てられた。前述した進入表面から10メートルも突き出ている。
そしてここでも軍基地は空き地扱いだから、宜野湾市は許可した。
建てた男は「無線中継用に貸す」というが、別借主がいる訳でもない。米軍機が引っかかって墜落し住民が死ねば基地反対運動が盛り上がるという狙いだろう。立派なテロ行為だ。
しかし朝日新聞はそんな目論見はおくびにも出さず、危険な妨害物を取り除く為に「防衛省が一千万円を出して撤去した」と書く。安普請の鉄塔を建てて、ごねて大金をせしめるという合法的恐喝が成立した。
この「滑走路に鉄塔」作戦は実は成田でデビューした。全共闘の指導で建てた芝山町岩山鉄塔は百メートルあった。普天間はそのコピーだが、誰かが指導した筈であるが探ってみて驚いた。
民主党が新設した内閣官房専門調査員に成田で暴れた連中が何人も潜り込み、高給を食んでいた。
以上「日本よカダフィ大佐に学べ」高山正之著より
【自衛隊を潰せ】
東京湾で海自の潜水艦「なだしお」が釣り船と衝突した事故が在る。
自衛艦は軍艦じゃあないとする朝日の主張で、一般の船と同列に扱われる屈辱を自愛隊は味わって来た。この時も右から来た釣り船に、2千トンの潜水艦が1500トンの船の為に右回頭した。(一般船舶は右船優先権の為に右回避する必要が在る)
しかし釣り船がまさかの右回頭をした。航行規則を破って衝突した。釣り船の一方的な過失である。それでも、横浜地裁の杉山忠雄は事実と逆に自衛艦の過失と断じた。
彼は司法修習時代に朝日新聞で研修した。朝日に迎合する生き方を学んだのか。事実、朝日の主張通り沖縄・慶良間の集団自決事件は、大嘘を書いた大江健三郎を最高裁が無罪にした。
その「なだしお」から20年後、今後は房総沖で5千トンの護衛艦「あたご」に7トンの漁船がぶつかり、漁師親子が死んだ。
護衛艦は自転車ほどの速度で航行していたが、漁船は仲間との交信にも沈黙したまま艦に突っ込んだ。自動操舵にして居眠りしたと推測された。
しかし朝日は端から「自衛艦が悪い」論調で、早野秀編集長は「漁船を沈めて何が国防か」と散々悪態をついた。
漁師の身内も朝日に乗せられ自衛艦を非難したが、船の航跡が明らかになる操舵室の引き上げが始まると「そのままにして」と拒否した。
居眠り操舵とかの具合の悪い証拠が見つかるとでも思ったのか。
裁判は亦も横浜地裁がやったが、判決は「むしろ漁船に回避義務があり自衛艦に落ち度はない」とする当たり前のものだった。
大江無罪の後だけに司法が真面に為ったとも思えないが、久々にいい判決だった。
以上「日本よカダフィ大佐に学べ」高山正之著より
【「経営・管理ビザ」を厳格化】
(読者の声3)ちゃんと法律を見直せば状況は急にかわるではありませんか。
外国人経営者の在留資格「経営・管理ビザ」を厳格化以降、申請件数が約96%減少したという。趣旨を外れた外国人の流入抑制を目的とした見直しに効果が出たのです。
以前は月平均約1700件の申請、昨年10月以降は月平均約70件まで減った。
まずは万歳、では?
(TS生、三鷹)
以上「宮崎正弘の国際情勢解題」より