【10人ぽっちの慰安婦非難決議】
平成19年米下院議会で「20万人の女を拉致し性の奴隷にして殺した20世紀最悪の事件」とするマイク・ホンダの慰安婦非難決議が採択された。
 
東京新聞は嬉しそうに「出席者から異議なく、事実上の全会一致で採択された」と書き、朝日新聞は「本会議でも3分の2以上の賛成が見込まれた事から、今回は発声で投票された」とやたらと全会一致を強調する。本当に嬉しそうだ。
 
しかし、肝心の下院435人の内何人が出席したのかには触れない。実は定足数をはるかに下回る「たったの10人」ぽっちであった。その為に「決議採択は議事録にも載らない」(産経新聞WEB)のだ。
 
如何にも事実を伝える振りをして事実を歪曲し、ミスリードする。朝日新聞は所詮この程度の新聞だ。
 
TBS「みのもんたの朝ズバ」の不二家報道では、告発した女性の「証言」について裏付けの取材も検証もやらない。みのは「不二家は廃業してしまえ」と云った。
 
TBSの「告発者の証言を鵜呑みにし、検証も取材もしない」問題点は、「支那人が云ったまま」を書いた朝日新聞の本多勝一「中国の旅」や。吉田清治の証言に乗っかった朝日新聞の従軍慰安婦報道と、全く同じである。
 
今回のTBS問題を、産経新聞などが1面本記、中面解説などを載せ大きく扱ったのに、朝日は目立たない3面社会面でひっそりと報じる。しかも肝心の「検証しない」事には全く触れない。
 
身に覚えがあるから「こういう扱いになりました」と告発しているようなものだ。それでもあなたは「朝日新聞」を読みますか?

以上「モンスター新聞が日本を滅ぼす」高山正之著より2016年

【朝日の参院選での禁じ手】
朝日新聞は平成19年の参院選で新聞がやってはならない禁じ手を使った。新聞は選挙で有権者に影響を与えるような、不公正な報道をしてはならないとされている。
 
安倍政権は戦後レジーム、マッカーサー憲法や自虐史観などを潰すと云う。すると朝日新聞はあの異常な反安倍キャンペーンを始めた。閣僚の尻を洗い、少しでも疑惑があれば針小棒大に避難攻撃した。
 
朝日の論調は、地方紙から各テレビ局の教科書になってゐる。特にワイドのコメンテーターは、本職が写真家や音楽家、漫才師だから世情に疎い。反安倍キャンペーンは増長され、遂に自民の参院選敗北から安倍引き落としまで行った。
 
首相の辞任した日の朝日は、「辞任の説明疑問だらけ」「あきれた政権放り出し」「統治能力のなさ見せた」「政局読めず辞め時誤る」「器でなかった」「口だけだった」
 
これでもかと罵る罵詈雑言の嵐である。公正な視点の欠片もない。ましてや労りや惻隠の情など見て取れない。悲しい紙面構成だ。
 
悪意ある新聞に日本がかき回されていた最中、ドイツのメルケル首相が来日した。同じ敗戦国のドイツは日本が嫌いだ。それで支那を贔屓にしてきたが、彼女はそういう偏見がない。
 
ドイツは19世紀末から支那一辺倒で日本を敵視してきた。戦後も「南ドイツ新聞」のヒルシャー以下、日本の悪口ばかりを垂れ流してきたが、そのドイツの敵視政策が一休みしたのは歴史的と云える。
 
日本のメディアも朝日新聞に振り回されずに、国際的視野に立って日本と世界を報道して欲しいものだ。

以上「モンスター新聞が日本を滅ぼす」高山正之著より2016年

【まともでない「市民」】
日本に駐留する米軍は北朝鮮を含めた監視と行動任務があるが、もう一つがヘンリー・スタックポール少将の云う「ビンの蓋」である。
 
敗戦後、憲法上は軍隊を持てない情けない國になり下がったが、それでもいつの日か蘇る時が来る。その時に東京を抑える仕事を担うのが、横田・厚木・相模原に置かれた米軍基地である。
 
日本をビンの中に閉じ込めておく蓋こそ我々なのだ、と少将は告白した訳だ。それだけに首都圏の米軍基地は氣を使い、厚木はゴルフコースを一般に開放し、相模原も年に一度音楽祭を開く。
 
そこへ平成19年、鎌倉の男が基地内をビデオ撮影し、MPに拘束されフィルムが没収された。すると朝日新聞は「相模補給廠監視団」と云う「市民団体」が出てきて、米軍基地の専横をなじっていたと伝える。
 
この新聞社には頻繁に「市民団体」が出てくる。米軍基地と市民と朝日新聞が絡むと、それ以上に危うさを孕んでくる。

そんな新聞と基地を撮影する「市民」には強い同志愛のようなものがあるのか、朝日が危うくなると市民団体が手助けに走る。
 
中越沖地震での朝日の報道は良識の一遍もなかった。風呂桶1杯分の無害な「管理区域内水」が海に流れると、海は汚れた、原子炉は破壊寸前とか、まるでチェルノブイリを想起する記事を流し続けた。
 
風評被害が広がり朝日の責任が問われると「原発被災語る676枚」「市民団体が画像を公開要求」と、悪いのは東京電力で朝日ではない、と市民に語らせる。
 
しかし、それが地元「市民」ではなく、岡山の「市民」に公開請求を出させていた。

以上「モンスター新聞が日本を滅ぼす」高山正之著より2016年

【明日2月23日は天長節】
 今上陛下のお誕生日です。大東亜戦争敗戦前は「天長節」といいました。令和8年2月23日、陛下は宝算66歳になられます。明日は陛下のご長寿と皇室の弥栄(いやさか)を祈ってさまざまな祝賀行事が行われます。

 「天長節」という名称は唐の玄宗皇帝の誕生日を「天長節」と呼んだことに由来します。日本の記録で最初に「天長節」が出てくるのは宝亀6(775)年の光仁天皇のお誕生日です。

国家の祝日となったのは明治元年(1868年)です。敗戦前は元日、紀元節、明治節、天長節が「四大節」として、盛大に祝われていました。敗戦後、

GHQの占領下で2月11日の「紀元節」は「建国記念の日」、11月3日の「明治節」は「文化の日」、「天長節」は「天皇誕生日」と名称を変更させられました。

「天皇誕生日」というのは間違いではないとはいえ、何か素っ気なくて敬愛の念がこもっていないように感じるのは私だけでしょうか。

「天長節」に戻すのは無理にしても、せめて敬語を使って「天皇陛下御誕生日」というべきではないでしょうか。
 今上陛下は日本国第126代の天皇です。

以上「愛国女性の会花時計」より

【戦後の言論空間で消されていた情報の極地】
  戦犯の濡れ衣を着せられ処刑された日本人軍人たちの遺書

巣鴨遺書編纂会『世紀の遺書 あとは頼むぞ』(ハート出版)

 あの聖戦を侵略戦争だと言ってのけ、自らの戦争犯罪を糊塗した欧米、東京裁判のみならず各地でBC級戦犯の裁判が行われ、魔女狩りのように無辜の軍人たちが刑場に散った。

辞世と遺書を残したが、そこには『きけ、わだつみ』のごとき捏造改竄の工作もない。

 読む者はただただ涙、滂沱の水滴がとまらない。本書の解説は田母神俊雄元空幕長が書いている。「彼らの遺稿は、自己の死よりも肉親を思い、国家世界を憂えて、平和再建への切々たる祈りを遺していた」

 辞世を幾つか、一直線の彼らの真心が伝わる。

 「みちなきを光り求めてますらをは
       ふみわけてゆく御仏の許へ」(武田定。軍属。享年33)

  「旅立ちを嘆くな花と武士は
       嵐の庭にちるものを知れ」(吉田正人、陸軍大尉。享年38)

  「海行かばを高らかに謳え刑場に
       最後を飾る和歌桜ふたつ」(田島信雄、権柄軍曹長、享年30) 

本書は不当な、理不尽な裁判により処刑、或いは獄中死した軍人の遺書遺稿集で1953年刊『世紀の遺書』701篇のうち182篇を新字体、現代仮名遣いにして復刊したもの。

世界の憎悪を浴び、五十の法廷で“戦争犯罪人”の烙印を押された者四千名、そのうち一千名が処刑された。

彼らの遺書遺稿は、便箋や旧軍用罫紙に書かれたものの外、包装紙、トイレットペーパー、煙草の巻紙、書物の余白、又余白を截って貼り継いだもの等があり、紙以外にも、敷布の断片、シャツ、ハンカチーフ、板等も含んでいる。鉛筆書き、ペン書、墨書、血書、ボロボロになった遺書も伝わった。

如何に苦心し、心血を注いで意志を伝えんとしたか、涙とともに浮かび上がる。

 「終戦当初、敗戦の責任を痛切に感じ自決も考えたが、部下将兵を無事に祖国の妻子、両親の許へ帰らす事こそ使命と信じ、一人でも多く助けんと心血を濺ぎ今日に至りたる次第にて、これが最善の途であったと今も信じている」(田辺盛武)

「お父さんの事はお母さんに聞きなさい。皆が仲良く力を合せてお母さんを大切になさい。お父さんは死んだと思ってはならぬ。遠い国より何事も見て居て身辺を守って居る。淋しい事や悲しい事があったら写真を見なさい」(岩田光儀)

 「我々の犠牲死が日本再建の犠牲となれば全く本懐である。喜んで死んで逝ける。我等は日本人である。生を完うする諸氏よ。日本再建に邁進して頂き度い」(久留田巖)

 「あとを頼むぞ」と言い残して散ったおびただしい英霊たちの願いに、戦後日本人はちゃんと報いたのか。

以上「宮崎正弘の国際情勢解題」より

【外国人傭兵という大問題がいずれ日本に突きつけられる】
  日本の自衛隊の問題は配偶者に数百の中国人女性

 「外国人傭兵」という政治課題は、いずれ日本で真剣に取り組まなければならない国家安全保障の大問題である。
 カナダの外国人傭兵規準は、日本にどれほどの参考になるだろうか?

 カーニー首相は、カナダはトルドー政権の開放的な移民政策を「厳格化」すると主張する一方で、外国人専門家が容易に入国・国籍を取得できる機会も増やすと二律背反的なことを唱えている。
カナダの住宅市場は、過去5年間だけで300万人の移民(合法・不法)の流入が引き越して価格暴騰と供給不足で深刻な打撃を受けている。 

 カナダ国民の約23%は外国生まれ、約15%は第三世界諸国からだ。こうした新市民の大半は低技能で、国の社会福祉制度を圧迫する。バンクーバーがホンクーバーといわれるように香港からの移民の町となった。メインストリートを歩けば中華料理店があちこちに出来ている。

 カナダの2026年度「エクスプレス・エントリー」選考制度では、熟練した軍人志願者(高度技能外国人軍人応募者または外国人熟練軍人応募者とも呼ばれる)のための専用カテゴリーが設けられている。カナダ軍が特別に採用する、高度な技能を持つ外国人軍人を対象としている。

 カナダの特殊作戦部隊(JTF2やCSORなど)には専用のNOC(特別任務命令)が存在しない。これらの部隊は通常、戦闘兵器の経歴を持つ者で構成され、高度な訓練を受ける。特殊部隊員は、様々な任務のための工学技術の活用など、重複する任務を遂行することが多い。

 多くの国は、情報漏洩や部隊の結束力の低下を防ぐため、外国人の採用を避ける。米国はオバマ政権下で同様の外国軍採用プログラムを開始したが、2017年にトランプ政権は中止した。

 カナダ軍は2025~2026年の目標に1万4000人の人員が不足している。 
26年度の計画(外国人軍人募集)には医師、看護師、パイロットなどが含まれる
新たなカテゴリーには、研究者、上級管理職、パイロットや航空機整備士などの運輸部門の労働者、そしてカナダでの経験を持つ外国人医師が含まれ、軍医、看護師、パイロットなど、カナダ軍に採用された高度なスキルを持つ外国人軍人志願者も含まれるという。

日本の問題はべつにある。
自衛官のおよそ800名の配偶者が中国人女性という現実である。諸外国では配偶者が外国人の場合、将以上の階級には上れない。日本にはこの規制がないけれども、不文法のような人事対応がなされている。

以上「宮崎正弘の国際情勢解題」より

【恥を忘れた日本人】
「三等車は最も貧しい日本人で一杯になった。彼らは礼儀正しく親切で美しかった。わが英国でも女性の一人旅は侮辱や強請にあうが、ここでは一度も不快な思ひをしたことはなかった」

明治の日本を旅したイザベラ・バードの言葉である。日本では下層の民も高貴な振る舞いをする。
 
戦国時代に来たルイス・フロイスも江戸中期に来たツェンベリも、身分の低い日本人の礼儀正しさや正直さを驚きで書いてゐる。「日本人で悪い奴がいたら、それは出島のオランダ人の影響を受けた者だ」とツェンベリは云う。
 
シュリーマンが横浜の税関役人に金を握らせようとすると、役人は「武士に対して失敬な」と怒った。彼はその非礼の報復を覚悟したが、役人は「笑顔で送ってくれた」と「旅行記」に書いた。
 
清潔を尊ぶ武士が役人を兼務し、ためにお上は清潔と云う形が出来上がり、それが下々にも定着したとシュリーマンは示唆する。
 
「雪印」が恥を忘れた不祥事をやったら、「白い恋人」が同じようなインチキをやる。「ミートホープ」は段ボール以外は何でも入れて食肉を加工していた。
 
恥を忘れたのは個人も同じ。イザベラが感激した清潔な民は、我が子の給食費を払わないし、保育費も払わない。督促されると恥知らずな言い訳に終始する。
 
日本人が溶け出したのを証明したのは、偽装耐震設計の姉歯だった。彼はインチキ計算書を役所に出した。昔ならお上がすぐ見破ったが、今はすんなりと通る。なぜなら、お上はもはや武士ではないからだ。
 
「従軍慰安婦」を捏造し日本人を貶めた「朝日新聞」は謝罪もしない。日本軍が自決命令を出したと書いた大江健三郎は、ウソがばれてもとぼけ通して恥じない。支那人と変わらない。

以上「モンスター新聞が日本を滅ぼす」高山正之著より2016年

【未熟な大人を持ち上げるTBS】
日テレのドラマ「14歳の母」では、14歳で母になるには13歳で桃色遊戯にふけったという設定になる。それ未満なら強姦罪が成立する。

故に反社会的ではない、とする言い分かも知れないが、類猿人を量産するような番組を茶の間に流す事は非常識であろう。
 
非常識と云えば、「ゆとり教育」という愚民化教育を発案し、円周率を「3」と教えさせる欠陥を、教育現場に持ち込んだ寺脇研が、やっと文科省を退職した。

そんな男をTBSは早速『朝スバ!』(平成18年11月15日)に出演させた。日テレにも劣らない見識のなさだ
 
番組では学校でのいじめ問題を語らせたが、元々が教育音痴ゆえに教育現場を荒廃させた男だから、答えられる訳もない。見識のなさではTBSと争う朝日新聞も、3日後の紙面で「競争力より信頼度を高めろよ」と教育論を書かせた。
 
「朝日」はこういう日本を悪くした者を厚遇する癖がある。社会保険庁が国民年金を勝手に使い込んだ「官僚の犯罪」が明らかになった時も、犯行時の社保長官の堤修三に年金改善策を語らせていた。
 
使い込みは彼の監督不行き届けが原因で、堤自身も香典代や身内ゴルフの景品代と、好き放題に年金を使いこんでいた。この男の高価な退職記念品まで買わせている。
 
おかげで国民年金はほとんど破綻した。そんな犯罪人を朝日新聞はいっぱしの識者の扱いで登場させる。だから、官僚は法の上に存在し、犯罪や不道徳を起こしても許される、特権階級と思いこんでしまう。
 
この「思い上がり」を朝日新聞もTBSも批判どころか、逆に媚びてしまい迎合する。

以上「モンスター新聞が日本を滅ぼす」高山正之著より2016年

【猿の世界と変わらぬ愚かな大人たち】
 
自分の娘と隣家の幼児を殺した畠山鈴香の事件は、平成18年に秋田県で起きた。同じ秋田県大仙市では、4歳の長男を殺した31歳の母親がゐる。内縁の夫と一緒に我が子を殺して用水路に捨てた事件だ。
 
三重県熊野市では、内縁の夫が妻の9歳の男児を半年も犬小屋で寝かせてゐた。大阪市では、内縁の夫が11歳になる妻の女児を7時間も殴り続け大けがをさせてゐる。なぜ、こんな事件が多発するのか。
 
教育再生会議のメンバーでもある渡邉美樹は、深刻そうに「恐ろしい」と云って終わりだ。教育に一家言を持つなら、デズモンド・モリスや竹内久美子の著書くらいは呼んでおくべきだ。
 
こういう現象は動物界ではざらに起きてゐるからだ。猿の群れでは連れ子殺しが何度も観察されてゐる。老いたボス猿を追い出し新しいボスになったオス猿は、最初に前のボスの子猿を殺していく。母猿はそれを黙って見てゐる。そして新しいボス猿の子を身ごもる。
 
妻の連れ子をいじめたり殺す「内縁の夫」はボス猿であり、それを黙って見てゐる妻は、メス猿そのものの姿なのだ。
 
彼等は猿と大差ない。人間が猿と同じ行動を取るのは、退化した証であり、人間としての教育が欠けてゐるからだろう。

頭も心も未成熟なまま、身体だけは成熟して子を産む。相手が逃げれば次の男にすがりつく。まるで類猿人だ。
 
教育再生会議は、「いじめ問題」に関して処罰としての停学を検討した。愚犯少年を放置すべきでないとする方向は決まった。

しかし会議では停学を提言しなかった。ワタミ社長が「学校に来させないのは責任放棄だ」と強硬に反対したからだ。
 
彼は勘違いしてゐる。学校は教育の場であり、非行少年の更生まで学校が負うべき場所ではない。学校は少年院ではない。
 
何でも学校に押し付けるから、学問を教えると云う本来の業務がおろそかになる。こんな基本も解らない者が、教育再生会議に入る事が問題であろう。

以上「モンスター新聞が日本を滅ぼす」高山正之著より2016年

【公務員天国を糾す】
東京赤坂の衆議院議員宿舎は都心の一等地にあり、約90平方メートルの部屋に駐車場がついて、家賃が9万円也(平成19年)1平方メートル当たり約1000円である。この一等地で民間マンションなら70万円が相場らしい。
 
マスコミは口を極めて罵るが、少なくとも選挙で選ばれた選良である。日本だけの議員特権であるが、非難する事と罵る事は違う。

テレ朝日が「安すぎる宿舎」は、国家公務員官舎の家賃に準じると紹介した。法律では「都心の官舎は1平方メートル当たり約1000円」で国会議員宿舎はこの5%増らしい。
 
国家公務員は約90万人ゐて、官舎は實に34万分も用意してある。国会議員の宿舎は世界に例がないが、それ以上に例がないのが公僕、民に奉仕する立場の公務員の為の官舎である。
 
共産主義国家には、高級官僚の為に「中南海」や「川沿いの家」などが知られる。しかし、日本は共産主義でもないのに、役人官舎を充実さえ、議員以上に格安の都心生活を、万単位の役人が享受してゐる。
 
一体、誰の許可を得てこんな勝手な真似をしてゐるのか?此方の方が議員宿舎以上の問題だろうに、マスコミは皆口を閉ざしてしまった。唯一言及したのが橋下徹弁護士(前大阪市長)である。
 
税調の本間会長が愛人と原宿の官舎に住んでいた問題だ。彼は「愛人と住もうと勝手だが、むしろ原宿など一等地に多くの役人が格安家賃で住む事のほうが問題だ」と核心を突いた。

因みにこの官舎は3DK約80平方メートルで家賃7万円。
 
テレビ各局は総務省から電波をもらってゐる。だから番組で役人の悪口でも云えば担当者のクビが飛ぶ。役人は時としてヤクザでもある。
 
こんな時こそ役所に支配されない新聞が云えばいいが、こちらは審議会のメンバーや年俸2000万円の国家公安員ポストをちらつかれ、朝日新聞から産経新聞までみんな黙ってゐる。

以上「モンスター新聞が日本を滅ぼす」高山正之著より2016年