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関西で活動するアルトサックスプレイヤー藤井泰宏のページ
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土曜日は、神戸三宮、東遊園地西側に今年3月にオープンしたRestaurant and Live Bar 「Imagine」さんで、初の試みとなるFunk Jam Sessionでした。
お越しいただきましたみなさま、ありがとうございました!!





20名以上の方にお越しいただいたのですが、約半数がオーディエンスという素敵な状況でした。
ファンクセッションっていったいなんなんだろう、という好奇心を惹いたようで。

ファンクセッションもいろいろあるんですが、わたしの目指すのは、明るく楽しく、ためになるセッション。
同じ曲を3回も4回もやって。
失敗したも気にせず笑い飛ばし、でも真剣にやって、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方がカッコよくなる、ってのが理想。

同じ曲を複数回、違うメンバーでやると、あぁ、そこはそういうアプローチがあるんだ、とかいう「気づき」があり、それを「実践」する機会がすぐにあって、なかなかスピードラーニング的な効果が高そうです。

18時から22時と4時間もあったので、もうお腹いっぱい、ってくらい吹き倒しました。
このお店、ホームページからも察せられるとおり、シェフの方がおられて本格料理を提供するレストラン。
めっちゃおいしいです。
吹いてる前で運ばれていくオムライス見たら、食欲でロストしそうに。

やってみて思ったんですが、ファンクセッションって、若干アンダーグラウンドな雰囲気の中、若いお兄さんお姉さんが研鑽を積むというイメージがあって。


このお店も地下1階なんでアンダーグランドには変わりないんですが、こんなに明るくきれいで料理がおいしいレストランでやってるファンクセッションってあんまりないんじゃないかと。

ChickenとかCantaloupe Islandとか、やってみたいけど、いったことないファンクセッションに行くのはちょっと怖気づく、という方がリラックスして来れる場を提供していきたいです。

次回は11/21(土) 18:00-24:00
同じく、テーブルチャージ500円でセッションチャージはカンパ制。

どんなんか見るだけ、の方も大歓迎。

ぜひぜひ、ご予定くださいませ!!
月曜日は、梅田いんたーぷれい8にて、『大人のためのFunk Session Vol.2』でした。
お越しいただきましたみなさま、ありがとうございました!!

http://www.sax-yasuhiro-fujii.com/2015/09/17/funksession2/

後半になるにつれ人が増えていき、大賑わいで、楽しくセッションしました。

The Chickenは3回やったか?
今回、Jaco PastoriusのBirthday Concertでやってるセカンドリフ的な譜面を用意し、ちょっと練習して「合奏」してみました。
(譜面はホームページご参照ください)

だいぶ慣れていただけたかと。
今後の定番にしていきたいと思います。

ところで、セカンドリフって、なんや、と。
Take the A trainとかConfirmationとかのが有名なんですが、アドリブ終わってテーマ行く前に、2番目の決め事をやるやつ。
どっちも、リフ(短めのシンプルめなフレーズ)があって、ドラムソロがあって、というパターンでやることが多い。

The Chickenのこれは、いったい「セカンドリフ」と言うのだろうか?
2つめのテーマみたいなもの?

謎です。

閑話休題。

今週の土曜日9/19は、同じようなコンセプトのセッションを神戸三宮の「Imagine」さんで開催します。
http://www.sax-yasuhiro-fujii.com/2015/09/19/imagine/

いんたーぷれい8でのセッション第3回めは11/9(月)を予定しております。
みなさま、張り切らず、気軽にご参加くださいませ!
The Chickenのアドリブの話の際に紹介したトランペット吹きの外人のおっちゃんのチュートリアルビデオ。

https://www.youtube.com/watch?v=A8gRVrMrOCU

これ、むかし見て、ちょろっと真似したんだけど、全キーでやる、とかまではやってなくて。
自分の中で、ハーフディミニッシュ(m7♭5)の音が、コードによってちゃんと取れてないなぁ、という自覚もあるので、もう一回見直してみました。

まず、はじめの方で、おっちゃんが言ってること(英語がたいしてわからんので、あやふやですが)。

7thコードよく使うハーフディミニッシュが3つある。
(ここ言ってるのはスケールのことを言ってるわけではなく、ハーフディミニッシュのアルペジオ的な使い方)

続きはこちら。
Geroge RobertのBlues for C.T.について考える(3)

http://www.sax-yasuhiro-fujii.com/2015/09/11/bluesforct-3/

ラストのGm7/Cのところ、ドソドドソドって、上がってくるのは、フィルウッズさんがよくやるフレーズ。
ドド、っていう同音連打は、通常運指と、一番下のドの運指の倍音でやってるのかと。

これ、ドソドドソドって上がるのはまだいいんだけど、
シファ#シシファ#シとか、
シ♭ファファシ♭ファシ♭、とか上がろうとすると、けっこうむついです。
でも、一瞬、「おっ」と思わせられるので、マスターしといてもいいテクニックかも。
今年買ったブラザー社のプリンター、DCP-J557N。

また言うてきました。

「印刷品質を保持するために十分なインクがないため、印刷できません」


あのな。


俺は多少かすれてもいいから今日ライブでやる曲の譜面が欲しいのよ。
その印刷品質でいいかどうかは俺が判断するから、お前はとにかくありったけのインクで印刷せーっつーの。
なんや、その印刷しませんという態度は、たわけものーーー!

っ、て、先日ひとり、機械に向かって悪態をついていたわけですが。

今回は、そういうことのないように、ちゃんと用意してます。
黒のインクカートリッジ。
4つも買ってあるからね、プリンターちゃん。

で、セットすると。

イエロー、シアン、マゼンダのカラーインクがないから、印刷できない、と。

ん?

だから、別にカラーはいらんくて、モノクロでいいよ。

接触不良かと思い、カラーインクのカートリッジを抜き差ししてもいっこうに動かず。


。。。


ネットで調べました。
Q:モノクロ印刷しか行ないませんが、カラーインクは必要ですか?
http://support.brother.co.jp/j/b/faqend.aspx?c=jp&lang=ja&prod=dcpj952n&faqid=faq00012344_001
A:カラー印刷をご利用にならない場合でも、カラーインクが必要です。
インクがない状態 で、長い時間置かれると、インクヘッドが乾燥し、印刷品質が低下する恐れがあります。
それを防ぐため、本製品では、カラーインクが一つでもない状態では印刷機能が動作しないようになっています。

ほう。

他にもQAが。

Q:モノクロ印刷しかしていないのにカラーインクも減るのですか?
http://support.brother.co.jp/j/b/faqend.aspx?c=jp&lang=ja&prod=dcpj952n&faqid=faq00010604_001
A:コピーやプリンターとしてモノクロ印刷しかしていない場合でも、本製品は印刷品質維持のため、定期的に自動ヘッドクリーニングを行ないます。
この時、全色のインクを使用していますので、カラーインクも消費されます。
補足:自動ヘッドクリーニングで全色のインクを使用する理由は、目詰まり防止のためです。
カラーインクのヘッドクリーニングを長期間行なわないと、プリントヘッドのノズル内のインク粘度が高くなるため目詰まりを起こし、カラーコピーやカラー印刷したいときにインクが出なくなります。 また、目詰まりがひどい場合には、プリントヘッドを交換しなければならない場合もあります。
そのような不具合が発生しないように、全色インクを使用したオートクリーニングを行なっております。

まぁ、意味はわかりました。

しかし、実際問題、カラープリントってほとんどしないんよね。
店に置いてもらうフライヤーくらいで、いまのところ、月に1枚のペース。
それも、あんまり綺麗にプリントアウトできない。
1枚50円払ってコンビニでプリントアウトする方がよっぽど綺麗。

わかった。
もう、いい。
カラーインクのヘッドは死んでも。
使いません。
(カラーインクのヘッドが目詰まりしてもモノクロの方は大丈夫だろう、という仮定があるんだけど)

だって、ほとんど使わないのに、目詰まり防止でカラーインク消費されて、それ買い足さなあかんの、いややで。
1本900円で、3色で2700円て。

でも、機械側の自己診断機能があるから、モノクロ印刷もさせてくれない。


もうちょっとネットを見ると、悪知恵働かせてる人がいます。
『インク残量を検知する「窓」の部分に不透明のシールを貼ると、機械がインク有と認識して動く』と。


カラーのインク3色にビニールテープを貼ってみましたところ。



動くやんけ。
ざまぁみろ。

これ、さっき交換した、インク無くなったっていう黒のカートリッジに貼ったら、わたしの望む「ありったけのインクで印刷せぇや」が可能になるんじゃないか?

試してみたら。
やっぱり、そう。

きれいに印刷できる。

とりあえず、昨晩印刷したかった50枚ほどの譜面は出力できました。


さて、なんで、こんなにインクを余らせて交換させるのかというと、調べたらちゃんとQAがありまして。
Q:インクカートリッジ内のインクを空になるまで使えないのは、なぜですか?
http://support.brother.co.jp/j/b/faqend.aspx?c=jp&lang=ja&prod=dcpj952n&faqid=faq00010609_000
A:インクを空になるまで使い切ろうとすると、プリントヘッド内に空気や泡が入る原因となります。
万一、プリントヘッド内に空気や泡が入ると、印字品質を低下させるだけではなく、白スジや印刷ムラを取り除くために手動によるヘッドクリーニングを行なうことで、かえって多くのインクが消費される場合があります。
また、プリントヘッド保護のためにも空気や泡が入らないようにすることが必要です。
そのため、ブラザーでは、インクカートリッジにインクを残した状態でインク交換をお願いしています。
なお、インクのランニングコストは、インクカートリッジ内に残るインク量を除いて計算しています。
そうですか。

まぁ、なんか。
設計する側の気持ちもわからんではないけど。
過保護に過ぎる気も。

とりあえず、新しい黒のカートリッジは開封しちゃったんで、それはそれで入れ替えときました。

カラーの方は、どうしようかなぁ。
もう、このままほっといたろかな。


【まとめ】
・99%モノクロの譜面しか印刷しないから、次は、モノクロ専用プリンター買う。
・1%のカラー印刷はコンビニ行けばよし。
Geroge RobertのBlues for C.T.について考える(2)

最初に書けばよかったんですが、この曲、Bluesといいつつ、12小節のいわゆるブルース進行じゃないんですよね。
で、C.T.ってなんなの、というと、ジャズトランペット奏者のClark Terryさんの頭文字だそうです。

それはさておき、2コーラスめ。

フィルウッズのソロ、2コーラスめを採譜して解説しています。
http://www.sax-yasuhiro-fujii.com/2015/08/29/bluesforct-2/



まずはこの図をご覧ください。
実音表記で示された7thコードに対するフレーズの数を見たとき、南側に位置するB7やE7近辺の貧しさが際立っております。
これは5度圏における南北間格差の問題と言われており(嘘)、多くのミュージシャンが抱える問題です。
アルトサックスプレイヤーはE♭管であるため、テナーサックスプレイヤーより軸が時計周りの方向に傾く傾向にあります。
傾き加減は、楽器自体の運指の難易度と、そのコードを目にする頻度によって変わってくるでしょう。



わたくしは、この問題の解消に向け、積極的にB7、E7のフレーズを練習に取り組む所存でございます。。。て、アホな能書きはいいとして。
Be-Bopスケール。

続きはこちら。。。

http://www.sax-yasuhiro-fujii.com/2015/09/01/bebopscale2/
Be Bop Scale(ビバップスケール)と言われるものがあります。
これ、昔、意味がわからず練習してたんですが、意味をわからず練習してもけっこう時間の無駄だったなぁ、と。

いくつか種類があるんですが、7thコードに対応するスケールで話をします。

Be Bop Dominant Scale(ビバップドミナントスケール)とかBe Bop Mixolydian Scale(ビバップミクソリディアンスケール)とか、いろんな呼び名があるみたいですが。

意味合いなんですが、まず、このスケールが発生する動機として、
「(4音程度以上続けて)スケール的なものを上昇、または下降するフレーズを吹くとき、表拍にコードトーンがある方がコード感がでる」
という話があるかと。

ここで、表拍というのは、8分音符が2つ並んでいたときの前の方を言ってます。

続きはこちら

http://www.sax-yasuhiro-fujii.com/2015/08/29/bebopscale/