少し前、2011年に出版された本ですが、福島原発事故直後の霞ヶ関や永田町の状況や、国家公務員の天下りの実態などを知る事ができました。

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日本の財政状況は待った無しの危機的状況であり、公務員制度改革は喫緊に取り組まなくてはいけない課題。

私は基本的には反自民よりの主張が多いが、公務員制度改革においては官邸主導のスタイルが必ずしも間違った選択肢ではないと感じた。(運用にはかなり問題があると思うが…)

また、民主党政権下での公務員制度改革が結果として中途半端になってしまった事なども考えさせる箇所だ。

しかし当時の閣僚経験者はこの失敗をこれからの公務員制度改革に活かすべきだ。一度失敗したからという理由だけで、当時の民主党閣僚経験者を批判すれば、せっかくの失敗経験が活かせない。

古賀氏は自民党、民主党フラットな視点で、この公務員制度改革の事を論じている。私も本書を読んで、支持政党に依らず政策や主張をフラットに判断できるようにしたいと感じた。