自民党が大勝し改憲勢力が3分の2以上を占めた。いよいよ改憲の発議が現実的なものになりつつある。
私は護憲派であり、今の時点でのいかなる改憲にも反対である。
確かに憲法は不磨の大典ではなく、何が何でも改正してはならないという事ではない。
しかし、これだけ国政選挙の投票率が低く、国民の政治的関心が低い中での国民投票は非常に危険である。現状での改憲は絶対反対である。
マスコミは国会中継はおろか、政治の話題などほとんど扱わず、政治的タブーにもほとんど踏み込まない。政治はワイドショー番組の1コーナーに過ぎず、テレビ局は朝から晩までバカ番組を垂れ流している。結果、国政選挙のこの異常な低投票率である。憲法改正の国民的議論が巻き起こっていると言うには、全く程遠い状況だ。
憲法は今までも解釈によってかなり歪められており、改憲は慎重に行われなければならない。私は、まだ日本にその国民的土壌があるとは到底思えない。
まずは現行憲法をしっかり学び、各党の改憲スタンスをしり選挙に行く。国民全体の政治的関心の高まりが改憲発議の最低条件だと私は思う。