北条堰(茨城県つくば市)です。
そのすぐ上流に架けられた禊橋(みそぎばし)を渡る際に見ると、普段はコンクリートの橋脚に似た構造物の左右を流れる桜川の水が、円筒形のものが現れ堰き止められている事があります。
そうです、これはゴム引布製起伏堰(以下「ゴム堰」)なのです。
ゴム堰とはゴム引布製のチューブに空気を注入・排出することで起伏させる可動堰です。
用途は田んぼに水を引く農業用水の取水です。
もうすぐ田植えの時期ですので川の水をたくさん引き込まねばなりませんね。
この日、午前中に見たときは片側だけ堰き止められていましたが、午後に反対岸から見ると両方とも堰き止められていました。
午後に川岸に行った際に利水関係者(市役所の職員と農家の方?)の方が数名いらして、その中の1人が「固定堰のほうがよかった。ゴム堰は大きな音と共に倒れる事があって、下流へ一気に放流されてしまう。」と語っていました。
固定堰とは水位を調整する事のできない自然越流式の堰です。
チューブの端はこのような形状に
堰の下流側右岸の護岸壁が崩壊していました。
堰との因果関係は不明。
このような看板がありました。
お勉強したい方はどうぞ。
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