■トレヴァー・ラビンにびっくり!
ジョーダン・ルーデスも登場
無料ライブ配信されるとは当日(日本時間3日)の朝まで知りませんでした。
午前中は仕事で、お昼ちょっと前の途中から観ました。
「イエス目線」でレビューします。
残りは後でアーカイヴで観ましたが、ややこしいので順番に記述します。
10月2日(日)シアトルのパラマウント劇場でアラン・ホワイトの追悼コンサートが行われました。
現地19:00(pdt time)スタートで、時差が16時間ありますから、日本時間で3日の午前11時です。
まずはアランの友人スティーヴ・ボイスが率いるホワイト(+パール・ジャムのドラマーマット・キャメロン)が登場。
① 小太鼓隊を交えていきなりイエスの「マインド・ドライヴ」(イントロ部)を演奏しました。
② 2曲めは「テレフォン・シークレッツ」。
XYZデモの未発表曲です。
(「マインド・ドライヴ」のイントロ部も元はXYZの曲です)
ギターを弾いて歌っている黒いタンクトップはCASPIAN COBERLYだそうです。
マニアックな選曲で驚きました。
つぎに早くもトレヴァー・ラビンが登場!
ホワイトのメンバーと一緒に演奏しました。
③「ロンリー・ハート」
前回の来日から5年半だけど、トレヴァーの老け具合に驚きました!
声もあまり出ません。
それに右手が悪いのか、サポーターのような手袋?をしていました。うーん。
④「チェンジズ」
アンダーソンのヴォーカル部分はホワイトの女性ヴォーカルRobyn Dawnが歌いました。
なおトレヴァーの後ろでドラムを叩いていた白いTシャツの男は、めざとい友人によれば、息子のRyan Rabinだそうです。
続いてホワイトの演奏。
ドラムはジェイ・シェレン。
⑤ 「マイティ・ラブ」
アルバム「ホワイト」(2006)の収録曲です。
ヴォーカルはスティーヴ・ボイス
⑥ 「イン・ザ・プレゼンス・オブ」
イエスのアルバム「マグニフィケイション」収録曲です。
作曲にアランが関わった曲で、アルバムではアランがピアノを弾いています。
ロビンさんの女性ヴォーカル。
シアトルのミュージシャン、スパイク・オニールとホワイト・ソックス(MLBの野球チームではありません。シアトルはマリナーズだしw)が登場。
⑦ 「ギミ・サム・ラヴィン」
90125イエスがよくライブ演奏していた曲です。
ここでスタンダップ・コメディアンが登場。
観客に「イエス」と言わせるベタなネタをやりましたが、よく知らない人なので割愛。
続いてビデオメッセージのコーナー。
順番にビル・ブルフォード、ロジャー・ディーン、オリヴァー・ウェイクマン、スティーヴ・ハウ(アコギで「世紀の曲がり角」の一節を演奏)、ジョン・アンダーソン(「世紀の曲がり角」を演奏し歌うビデオ)、リック・ウェイクマン(スピーチのあとに「同志」をピアノ演奏するビデオ)が登場しました。
【追記】当日公開されたVを追加
次にジョン・デイヴィソンとソニック・エレメンツのフェルナンド・ペルドモ(アコギ)のデュオが登場し、優しく歌いあげました。
⑧ 「スプリング - ソング・オブ・イノセンス」(「ラム・シャックルド」より)
Fernand Perdomo
ここでイエス来日公演でも上映されたアランの追悼ビデオを上映。
(曲は「世紀の曲がり角」)
ビリー・シャーウッド、ジェイ・シェレンとジミー・ハーン(アーク・オブ・ライフ)が登場。
⑨ 「ザ・フィッシュ」
に引き続き、
⑩ 「ドラム・デュエット」(シェレンとデイヴィソン)〜「ザ・フィッシュ」
もともとクリス・スクワイア&アラン・ホワイトのソロコーナーで演奏していたので、イエスは⑨〜⑩の曲の流れを「ホワイト・フィッシュ」と呼んでいました。
老眼鏡をかけたジェフ・ダウンズがスマホのメモを見ながらスピーチ。
出演が予告されていなかったドリーム・シアターのジョーダン・ルーデスが登場(!)し、デイヴィソンとデュオで
⑪ 「スーン」(「錯乱の扉」より)を披露しました。
ペルドモ(アコギ)とデイヴィソン(+クワイア)で
⑫ 「トゥ・アセンド」(イエスのアルバム「ヘヴン&アース」より)を演奏。
デイヴィソンがアラン・ホワイトと共作した曲です。
ライブで聞くのは初めてですが、美しい曲です。
そのまま
⑬「ユア・ムーヴ」に繋がって途中からジェフも参加。
さらにビリーとジェイも加わって、そのまま
⑭ 「オール・グッド・ピープル」のパートへ
ギターはKARL HAUG (White)。
次はデイヴィソン、ペルドモ、ダウンズで
⑮ 「不思議なお話を」
あらら、先月の来日公演よりもジョンの声が高音までよく出ています。
それにこの曲はドラムレスの方がしっくりきます。(来日公演ではシェレンがうるさくぶっ叩いていました)
途中からコーラスにシャーウッドが加わります。
⑯ 「ラウンドアバウト」
4人のイエスのメンバーにペルドモ(アコギ)とKARL HAUG (エレキ)
曲の途中からホワイトのシンデルマンがセカンドキーボードで参加。
デイヴィソンは
I Spent The Day Alan Way
と歌っていました。
まずいな。
ハウが居なくてもイエスの曲演奏できるじゃん!(笑)
完全にトリビュート・バンドになってしまうけどね。
ここで一旦イエス関連の曲は終了。
WhyHungerのプレゼンテーション。
その後、スペシャル・ゲストによる演奏は、
「パワー・トゥ・ザ・ピープル」(ジョン・レノン)
『ライブ・ピース・イン・トロント 1969』(プラスチック・オノ・バンド)でアランが演奏した曲「ブルー・スウェード・シューズ」と「マネー」
「ジェラス・ガイ」(ジョン・レノン)
「スタンド・バイ・ミー」(レノンも歌った曲)
「マイ・スイート・ロード」(ジョージ・ハリソン)
「インスタント・カーマ!」(プラスティック・オノ・バンド)
などアランにゆかりがある曲が披露されました。
インターミッションを挟んで、ジョーダン・ルーデスのピアノで始まる「イマジン」(ジョン・レノン)
シェレン、ボイス(ベース)、ダウンズ、ペルドモ(アコギ)、よく見えないけどエレキギターも一人。
ボーカルはトレヴァー・ラビンとジョン・デイヴィソン!
なんと豪華なメンツでしょうね。
ホワイトのメンバーを中心に
「オール・シングス・マスト・パス」(ジョージ・ハリソン)
最後にオールスターキャスト(全員)による
「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」で大団円。
約3時間50分(!)の長尺なショーでした。
タダで生ライブを見れるなんて、「いよっ太っ腹!」
ついつい熱中したおかげで昼食を食べ損ないましたが、良いコンサートでした。
ところでライブ配信中の世界中の視聴者数はたったの200〜300人。
一番多いときで320人くらいでした。
あまり宣伝されていなかったのかな。
それに英国は月曜日の明け方だし、月曜の昼下がりに観た自分がおかしいのかも(苦笑)
ライブ・ストリーミング終了後アーカイヴ配信されています。
消える前にこちら↓へゴー!
https://m.facebook.com/events/768167697810865?active_tab=about
ところでアーク・オブ・ライフのデイヴ・カーズナーがステージに居るのを見逃しませんでした。
映像ではよく見えなかったのですが、アーク・オブ・ライフのジミー・ハーンが参加して演奏した「ザ・フィッシュ」の時に、ステージの左端にちらっと映ったのがカーズナーなら演奏したのかも知れません。
そうならアーク・オブ・ライフが勢揃い、ということになりますね。
■ライブ配信見ながらメモった内容なので、誤りがありましたらご容赦ください。
リハーサル
終了後ジェフが投稿した写真