三日目は朝から、本島中部の東海岸にある世界遺産の勝連城に行きます。
天気予報では晴れて梅雨が明けそう。
那覇バスターミナルから52番与勝線屋慶名行きにて勝連城跡前下車
朝7時前のバスに乗り、時刻表では2時間弱の行程です。
バスは病院、高校、市役所や町役場を巡って行きます。
乗客は高校生が大半ですが、お勤めらしい方もちらほら。
車内は満席で、結構立っていますが、頻繁に入れ替わります。
那覇、浦添、宜野湾などあちこちで渋滞があり、20分余り遅れて運行です。
日々の遅れは一定しないと思われますが、乗客はじっと待っているのでしょうか?
今はスマホでバスがどこを走っているかわかりますが、以前はどうやっていたのか…
なんて考えていたら、勝連城が近づき、乗客は私一人になっていました。
那覇から2時間15分ほどで勝連城跡前に到着。
バス停そばのあまわりパークで勝連城の入場券を買い、城の概要と歴史を予習します。
勝連城は12~13世紀に築城されたと考えられ、日本、中国、東南アジアとの貿易が盛んでした。
按司(あじ:城主)の阿麻和利(あまわり)は、琉球王国の国王に最後まで抵抗しましたが、1458年に滅ぼされます。
組踊「二童敵討」では悪役扱いされ、逆臣のように言われていますが、地元にとっては英雄…というのは当然でしょう。
勝った側、生き残った側が歴史を書き、残すということ。
きれいなトイレと冷房の効いたあまわりパークで一息ついたら、道の向かい側の勝連城へ。
EVで坂道を途中まで送ってもらえます。
梅雨明けで夏の日射しのもと、本当に助かります。
石段を上がると、門の跡があり、扉が二重になっています。
本島の東海岸が見えます。
阿麻和利はここから首里城や中城城を見ていたのか…
三の曲輪は儀式などを行う広場として使われていました。
石段を上がると二の曲輪です。
二の曲輪にある洞穴、ウシヌジガマ。
天災や戦の際、身をひそめたと言われています。
二の曲輪には柱が多い立派な建物があったと考えられています。
海を見ながらさらに石段を登ると、いちばん上の一の曲輪です。
石積みがきれい。
一の曲輪から下を見ると、かなりの高低差があります。
一の曲輪です。
一の曲輪にある玉ノミウヂ御嶽(うたき)。
按司の守り神を祀った拝所です。
急斜面の上に城があって、攻めるのは大変そう。
城壁の曲線が独特です。
最初にEVを降りた四の曲輪から、もう一度勝連城を見上げます。
この景色がいちばん気に入りました。
勝連城跡前のバス停で、那覇行きのバスを待ちます。
屋根がないので、スマホでバスの位置を確認しながら、木陰に避難していました。
勝連城では、「ハブに注意」を見ませんでした。
EVを運転している管理人さんに聞いたら、十数年ここで働いているがハブは見たことがないとのこと。
世界遺産になったから、ハブを駆除したのではないみたいです。
なお、無毒のヘビは2、3回観光客から通報があって、石垣の間にいるのを捕まえに行ったそうです。
ガイドブックには書いてない余計な話でスミマセン。
中城城に続きます。
この夏、海に行く予定ある?
沖縄と瀬戸内海に行きました。
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