新潟駅を定刻に発車した快速「べにばな」は、白新線、羽越本線を経て、米坂線に入ります。
米坂線は山形県の米沢駅と新潟県の坂町駅を結ぶ90.7kmのローカル線です。
最近は雪が少なくなってあまり聞かないようですが、昔は飯山線、只見線と並んで三大豪雪路線と言う人もいました(深名線がまだあった時代ですが、あれは別格でした)。
1km当り平均通過人員は436人で、JR東日本の在来線67線区中63位(2009年度)。
三江線の70人から比べると6倍以上で、この「べにばな」も2両編成なのに結構席が埋まっているなあと思うのですが、どちらも乗客が減ってピンチです。
「べにばな」は昔は新潟から米坂線、仙山線を経由して仙台まで行く急行でしたが、山形新幹線開業に伴う軌間変更で新潟~米沢間に短縮され、快速に格下げになりました。
車両は新しいけれどワンマン運転で、本数削減の中、米坂線内は全駅に停車します。
坂町までは晴れて雪と日光がまぶしかったのですが、米坂線に入ると空が暗くなって、雪が降り始めました。
越後金丸駅までが新潟県、小国駅から山形県ですが、山形県内の宇津峠の前後がいちばん雪が深く、ところどころ保線の方が立っておられます。寒い中、本当にご苦労さまです。
伊佐領駅。周囲はみんな雪に埋もれて、何が何だかよくわかりません。
手ノ子駅。宇津峠を越えたところにあります。
宇津峠を下ると米沢盆地です。
今泉駅は山形鉄道との接続駅でもあり、乗客が入れ替わって高校生がたくさん乗ってきました。
今泉駅に大型の排モが止まっていました。気合が入っています。
JRの車両かと思ったら、第一建設工業とあります。